金利が上がるかもしれない

融資

そういえば私も変動金利で調達しているじゃないか。

円安が対ドルで進んでいる。
FRBに続いてユーロでもスイスでも利上げだと言う。

日本でも物価が上がっているが、
日本の場合には国家の生産力を自ら叩き落している。
(公共事業を減らして建設部門の生産力を落とす)
(減反して米の生産力を落とす)
(生産拠点を海外に移転させて国内の生産力を落とす)

円安など怖くもないが、
実際問題として、国家の生産力を落としている。
ここに輸入品が高くなると、確かにインフレが襲ってくるかもしれない。

そもそも消費が過熱した結果発生するインフレと、
輸入価格が高騰した結果発生するインフレでは、
性格が全く違う。
消費や投機が過熱している場合には金利を上げるのは効果がある。
しかし、輸入価格が高騰している場合には金利を上げても
効果がない。
多少円安に歯止めはかかるかもしれない。

アホなマスコミが金利を上げるべき、的な話をしているのを聞くと、
間違った政策でも行われてしまうのではないかと懸念してしまう。

実は私も変動金利で資金を引っ張っている。
① 2007年に借りた住宅ローン 残高1,800万円 金利年1.075%
② 三井住友トラストL&Fの借入 残高3,639万円 金利3.9%
③ 公庫 残高800万円 金利1.31%(固定かも知れない)
せいぜい6,000万円であるが、
変動金利なので、金利の上昇時には多少の影響はある。

ある程度リスクを織り込んでおく必要がありそうだ。

6,000万円、金利が5%上がってもたった300万円の利払増加に過ぎない。

とりあえず毎期利益を出している俺の法人にとっては5%の金利上昇は、
余裕で吸収できるレベルである。
毎期頑張って節税して、やっとこさ当期純利益を200万円に出来ている状態なので、
5%程度の金利上昇も吸収できる。
問題ない。

しかし、調達額が6億円となると、3,000万円の利払増になるのだから、
話は難しくなってくる。
規模が大きくなると、リスクコントロールが難しくなる。
(私に言わせれば、バカな浪費をしなければどうということはない)
自制が出来ない人はくれぐれも億単位の負債を抱えない方が良い。

勤め人の生涯年収に匹敵するレベルの債務となると、
借りる人間を選ぶということであろう。

ふと不安になったけど、どうってことなかった。

私の貸借は、資産175百万円、負債84百万円、純資産91百万円。
まあそんなレベルだ。

金利が上がるかもしれないと不安になったものの、
実際問題それほど問題はなかった。
結局勤め人を続ける限り生活は(低位)安定するので、
不動産で過度にリスクを取ることもない。

5%の金利上昇という、ありえない悲観シナリオでも、
特に問題はない。
息子が心臓移植が必要で、アメリカで移植手術をしなければならず、
5,000万円必要だ。
と、そんな事態でもない限りは私の財務は鉄壁である。

とは言え、
今から高額の不動産を7%、8%の利回りで、
借入をガッツリして買うのは避ける。
ただでさえ少ない借金を減らしつつ、
小規模の戸建貸家を仕入れながら、
小さい商売を続けていきたいと思う。

つづく