天才投資家テスタさんが!

天才投資家、テスタ氏が証券口座乗っ取り被害を受けたらしい。
全くもって危ない話だ。
仮に10億、株で作ったとしてだよ。
年3,000万円の配当でつつましく生活をしていたとしようじゃないか。
ある日突然、10億が勝手に信用取引されてゼロになったらどうなるか?
考えただけで絶望だ。
株に多額のキャッシュを置いておくのは本当に危険だ。
本当にあれはカネなのか?
疑問に思うレベルで株式投資が嫌になった。
私の学生時代の専攻は証券取引法だ。
今の金商法である。
市場の公正に主眼を置いた大学の先生の授業は素晴らしかった。
アカデミックとは何か?を知ったのはあの先生のお陰だ。
その、公正な市場やら、市場への信頼を失わせる大事件だと言える。
さらにおぞましいことに、証券会社はこの乗っ取りに関する被害を原則補償しないというように約款を定めていたそうだ。
カネを口座に入れて下さい!取引をしてください!手数料を頂きます!
でもなくなっても知りません。
なかなかいい商売じゃないか。
まあ気持ちは分からないでもないが、株で生きている人全てを不安にさせたことは間違いない。
まあそれを言うとだよ。
不動産。これは最高だ。
不動産登記をいじるというのは難しい。
地面師というヤツがいるのは知っているが、アレは乙区に抵当権設定がない不動産でしか有効ではない。
抵当権設定があると金融機関が絡むので、土地を詐取するのは極めて困難である。
私の場合には土地自体が再建築不可土地なので、
そもそも、詐取する対象として選別されないという話なのだが(笑)。
稼いだアブク銭は不動産で固定する。
固定資産とはよく言ったものである。
固定資産を作ろうじゃないか。
固定資産とはまさに不動の資産、不動産のことである。
不動産以外は固定資産とも呼ばなくていいほどだ。
ミズモノの商売で稼いだカネは、浪費することなく、
不動産に変えた方が良い。
仮に私が今から副業を始めるとしようじゃないか。
コツコツ月10万稼げるようになったら、
まずは200万を頭金に800万の借入を使って、
1,000万円、年8%で回る戸建を買うといいだろう。
さらにコツコツ10万、毎月稼いだら半年ごとに、50万円程繰り上げ返済をしていくのだ。
細かく稼いだカネを不動産に固定化していくのだ。
100万円も貯めると、車でも買おうか。とか、
海外旅行でも行こうか。
となる。
ダメダメ。
そんな気を起こすことなく、繰り上げ返済をするのだ。
100万では不動産は買えないのだが、
繰り上げ返済はできる。
無駄遣いの抑止として、不動産と少額の借入を併用するのである。
私もまさにこれをやってきた。
月給の手取りが35万円だったころ。
私の家賃の手残りが20万円だった。
生活費は20万円もあれば足りるので、毎月35万円ずつ、浮いてくる。
家賃の高い家に住んでもいいだろうし、
ちょっとカッコイイ車も買えただろう。
しかし私は毎月35万円を繰り上げ返済し続けた。
2年もすれば完済してしまうから、
また借りる。
短期で借りるから返済額は大きい。
しかし、これは浮いてくる余剰キャッシュを返済に回してしまうことで、
無駄遣いをしない、生活レベルを上げない。
という形で人生の中盤~後半にかけて、確実に効いてくる。
気が付いたら、物件数は16件18室になり、
純資産も1億円を超えていた。
増えた収入を貯めて、次の物件を買う。
この繰り返しが重要なのだ。
人間は弱い生き物だ。
少々手取りが増えてしまうと、浪費したくなる。
それを回避するために、まず余剰キャッシュが出来たら、
すぐさま繰り上げ返済をする。
現金は減るのだが、浪費のリスクも同時に減退する。
家賃の入金と給与の入金があったら、
すぐさま、次の家賃、給与の入金までに必要な資金を除外して、
繰り上げ返済をしてしまうのだ。
口座に100万円溜まったとする。
次の入金までに必要な支払総額が40万円だとしたら、
60万円をドンっと繰り上げ返済する。
カツカツの状態で40万円で生き延びる。
また翌月100万を超えたら60万繰り上げ返済‥‥
これを繰り返す。
面倒ではあるが、60万円の金利3%は、年1.8万円だ。
ある意味貯金しているようなもの。
不動産では積み立てができないとなど言わずに、
借入を返済するという形で固定化させていってほしい。
株式の売買では勤め人卒業無理!
株式の売買では勤め人を辞められない。
毎月30万円積立して投資していっても、年360万円、20年でたったの7,200万円である。
複利効果があれば、億単位の資金ができるが、
せいぜい1億円だろう。
配当は年5%だとしようか。
たった500万円である。
独身ならなんとかなるが、教育費やら家族を持つコストを踏まえると
とても足りない。
40歳でこの程度だと、家族を持っていたら、60歳まで働かないとダメだろう。
退職時に積み上げられる資産は3億くらいのもんだろう。
どうやっても株式市場が織りなす運に左右されることになる。
日経平均8千円から、4万円になるタイミグだった。
こんなことはまず、ない。
そもそも4万円が2万円に下がったら、目も当てられない。
このように株式投資ではよほどの才能がない限り、勤め人卒業は不可能である。
なら、どうして不動産が行けるのか?
と言ったら、レバレッジが使えるからだと言うしかない。
10%の自己資金で90%の借入を使えるのだ。
10%の利回りの1億円の物件を3%の金利で調達して買えば、
金利は270万円に過ぎないが、
家賃収入は1,000万円。
利益は730万円である。1,000万の自己資金で730万円の利益を引き出せるのだから、
自己資金利回りは73%だ。
だから早い。
キャッシュだけで買い進めるとどうしても遅いが、
私でさえ、借入は50%使っている。
8割、9割とリスクを取ったとしても、
ちゃんとキャッシュフローを管理していけば失敗することはない。
確かに株で億単位の資産形成をしている人もいるにはいるが、
独身者だったりする。
私はこれでも息子を有名お私立中高に入学させている。
不登校気味だが。
家族を持っても、給料を不動産収入が上回っている。
残念だが、株で全ツッパしていたら、こうはならなかったと思う。
悪いことは言わない。
株でもビジネスでも構わんが、稼いだカネは不動産で固めておけ。
つづく