理解した。俺は会社を辞める必要がない

勤め人卒業関連

積極的に勤め人を続けることを決めた。

連休谷間の金曜日。
元気に出勤をしている。

さて、コロナで働いているんだかいないんだかわからないような
ぶったるんだ日常がもう1年以上続く。
この上にゴールデンウィークなんて言われても全然ありがたみがない。

このコロナ禍のぶったるんだ毎日のお陰で色々考えることがあり、
これまで必死で「勤め人卒業」を考えてきたのに、
最近全く考えていないことに気づいた。

いや、むしろ、勤め人を卒業しても、ゲーム三昧くらいしか
やりたいことがない私。
そもそも、今、勤め人しながらでも飽きるほどゲームができているという状態。

既に勤め人しながら卒業してしまったような錯覚に陥る。

自由で裁量がない労働の勤め人と私の違い

証券、保険など金融セールス。
新築ワンルーム販売やNHK料金の回収マンなどの迷惑営業。
コールセンター。

色々な勤め人がある。
そのすべての勤め人を十把一絡げにしてダメと言うのは
非常に雑な議論である。

勤め人の中には好きなゲームを作っている人もいるだろうし、
楽しんでいる人もいるだろう。
結局は個々人が幸せを感じられるか?
という主観の問題なのかもしれない。

ちなみに私の勤め人としての仕事は満足している。
まずサービス業やらセールスではない。
ファンドマネージャーなので、いわば投資家。
私の好きな投資の仕事であるから面白い。

基本的に投資はするものの、必死で努力するのは
投資先の役員達である。
私はその指揮官的なポジションなので、とても立場が強い。

無論上司は私にもいるが、
結果を出している限りにおいては放任主義である。
よって、自由度が高い。
地方出張も私の裁量で何日でも行くことができるし、
会社(ファンド)のカネで自由に働くことができる。

待遇も極めて良い。
税務署もお墨付きを与えるハイスぺエリートなのである。

専業大家ってあんまりカッコよくない。

専業大家は自由かもしれない。
しかし、
私はアホ面をネットに晒す自己顕示欲はない。
ましてやYoutubeで芸人の真似をして注目を集めたいという気持ちもない。
本など書きたいとも思わない。

仮にフリーキャッシュフローが年間1億円あったとして、
やりたいことが見当たらない。

子供と一緒にいる時間は少なくて大いに結構である。
毎日一緒にいたらイラついて仕方ない。
適度な距離があるからこそ子供との関係が良好に維持できる。

大体、大工仕事なんて大嫌いである。
そんなことをするくらいならオイコラと借金取りをしていた方が楽しい。

大体なにもやりたいこともないのに
専業大家で家でブラブラしているのは大いに問題だ。
脳みそが腐ってしまうのではないだろうか。
大体地主とか大家と言うものは世間のイメージも悪い。

専業大家です!(キリッ)
という言葉に自分との自己同一性を肯定できない。
ファンドマネージャーです!(キリッ)
こちらの方がまだ良い。
せめて60代くらいからであれば、ある程度納得できるかもしれないが、
40代専業大家なんてものは、世間一般の人から見たら、
「うわーこの人、親の財産でフラフラ生きてるどうしようもない人間だわ」
なんて思われるのがオチである。

世にもハズカシイ人間。
それが専業大家かもしれない。

不動産だけで食うのはみっともない

要するに不動産が悪いわけではない。
不動産のような簡単なビジネスだけで「ぬるーく」生きるのが良くないのである。

こんな簡単な商売で金持ちになったからと言って偉そうにするのはハズカシイのだ。
聖丁も中小企業経営という道に踏み出したし、新規事業を次々打ち出している。
不動産だけで行っていたら、世の中が飽きてしまっていたかもしれない。

私は特に勤め人以上に社会に貢献できる方法はないし、
不動産で独立するほど不動産が好きじゃない。
独立したいものが見つかったらするし、
見つからない限りは勤め人+大家という、
絶対負けないスタイルを続けたい。

多分私は勤め人が結構好きなんだと思う。
本当に嫌だったらもっと必死に抜け出そうとするはずなのだ。

ソコソコの稼ぎとソコソコの自由。
私は今持っているものにもっと感謝するべきなのかもしれない。

つづく