法人決算書を開示した理由

法人の話

健美家様のコラムで
私の所有法人の決算を公開しました。

そもそも税務署に提出している時点で私的な
「小遣い帳」でもないわけで、
金融機関へ提出する以上は
第三者に見られるために作っているものが、
「決算書」なのであります。

法人ですから、
「個人」情報でもありません。
(勘定科目明細に関しては役員報酬額、取引先、テナントが記載されていることもあるため注意が必要です)

本文でも書いてありますが、
そもそも法人の決算書は官報や日刊新聞、もしくはウェブサイトで公表「しなければいけない」性質でありまして、
違反行為には「罰金」も設定されております。

実際の運用としては
罰則規定を適用されたケースはほぼないようです。
上場企業などが開示しているのは
取引所や金融商品取引法の規制のためであり、
プライベートカンパニーでは殆んど開示しないのが当たり前です。

私の場合には、これは「自制」のために開示していると言ってもいいでしょう(笑)。
私も将来「怪しい商売に手を出して」
追徴課税をさせる可能性もないとは言えません。

今の私はそんなことはしないと思っていても、
未来の私は私であって私ではありません。

危険な取引に手を染める可能性もあります。
その将来その時に、

「ああ、私は決算書を衆人環視の下に置いているのだからヤバいことはやめておこう」
と、自分の心にブレーキを掛けることができる。

これです。
私は弱い人間です。
自分を知っています。
過去に個人ですが、税務調査を喰らったこともあれば
修正申告をさせられたこともあります。

参考:「税務署に踏み込まれた話」

そんな、自分への予防措置であると共に、
自分はエア投資家ではないという証拠として、
さらには未来永劫、息子達まで、
お天道様に顔向けできないようなことはするな!
と、戒めるためにやっております。

私が理想とする経営者にCoCo壱番屋の創業者「宗次徳次」さんがいます。
私には100%不可能な人間性ですが、
少しでも今回の人生で近づきたいとおもう人の1人です。

というたまにはいい話をして終わります。

をはり