江戸時代のお百姓様を見習う

節約

コロナショックへの日本政府の対策(2020年03月)

消費税免除、固定資産税免除など、
昔で言うところの「年貢」に相当する税の免除を国家に要請する声が多い。
(2020年3月時点、コロナウィルス流行に伴う自粛要請に対して)

これに対してゼロ回答である。

まあ、これは予想の範囲だ。
江戸時代から、日本人は飢饉に対して緊縮財政で対応する傾向にある。

江戸時代に行われた改革
〇 正徳の治
〇 享保の改革
〇 寛政の改革
〇 天保の改革

いずれも飢饉とセットで行われており、
質素倹約、米の備蓄を奨励するような政策であったようだ。
(曖昧な記憶ですまんげぼーぼー)

今回もその例に従って、
緊縮財政、緊急融資で対応(ちゃんと返さないとダメ)する。
アメリカが100兆円の経済対策を打ったり、
香港が月14万円の「給付」を家計におこなうのとは対照的である。

江戸時代とは徳川家康公の貯金を食い潰した260年だった

何度も飢饉に襲われている。
江戸時代でも。

その度に上記の改革が行われてきたが、
結果は思うような成果が出なかった…という結果に。
特に享保の改革(あの徳川吉宗)が五公五民に「引き上げた」
と言われている。
徳川幕府が始まった時は四公六民だったのに。

秀吉の時代には二公一民であったのを、
農民のために引き下げた。
やはり徳川家康公は神様である。

戦国の世を終わらせ、
外国へ侵略する愚行(秀吉の朝鮮出兵)を辞め、
民百姓の生活を重視した国家を作った。

江戸時代の260年は、まさに徳川家康公の貯金を
食い潰していったものだ。
家康公が存命であれば、欧米列強が植民地支配を拡大していく中で、
対抗する必要性にいち早く気づき、国家の形態を
柔軟に変化させていって、明治維新すら必要としなかったであろう。

お百姓様を見習う

さて、私のルーツは東北の貧農であるが、
恐らく、私の祖先はずっと東北の地に留まり、
生き残ったDNAである。

1年を通じて寒冷で、
度々飢饉に襲われ、
それでもなお彼の地に定住していた、
我慢強い民族性である。

私は特に「太りやすい」
つまり飢饉時に対応しやすい体質である。
この体質は、平和な現代にあっては
ダイエットしなければブタになってしまうという、
極めて面倒な体質であるものの、
現代まで生き残るためには必要不可欠な性質であったのだろう。

私の親父はその性質を受け継いで、
過疎化が進んでいく農村に留まり、
事業規模を拡大していくという逆張り戦略を採用した。

まさに昔の百姓精神を引き継いでいる。
都市部に進出した私とはまさに対象的だ。
私は今こそ昔のお百姓様の精神を見習わなければいけない。

お上(おかみ)は何もしてくれない

上に政策されば
下に対策あり。

政治に期待するのは大いに間違っている。
日本では欧米のような民主主義を勝ち取った経験がない。
王室を処刑して民主主義をスタートさせたフランスの例を見るまでもない。
日本は民主主義が与えられてきた。

結果、政治家も江戸時代のように世襲的になってきた。
江戸時代のようにこのシステムが腐りきるまで続くだろう。

コロナショックでも消費税を下げない。
むしろ上げる(五公五民)。
それが日本の「お国柄」なのである。

それにイチイチ目くじらを立てても、
私達の財布は一切膨らまない。

政策を逆手に取って資産を増やせ

政府は一応支援の姿勢を見せている。

緊急融資

これだ。
正直に生きるのは大事だが、
利用できるものはとことん利用すべきだ。

つまりこういうことだと思う。

政治を変えるのは極めて難しい。
政治が投げてきたボールを、
どう打ち返すか?
それがポイントだと思う。

馬鹿正直に生きてはいけない。
生き残れ。

誰も私達を助けてはくれない。
自分で命を繋ぐのだ。
自殺などする必要はない。
盗みも必要ない。
生きるために正々堂々戦おう!

生活保護でも失業保険でも残業代請求でも
何でもありだ!
頑張れ!

つづく