散々新築ワンルームマンションを攻撃している私ですが、
物件自体は何も悪くありません。
むしろ中古マンションと新築マンションを比べたら・・・・・
新築が良いに決まっている
単純にモノとしては新築の方がいい
わけです。
家賃は高い、設備のグレードも高い、部屋もバブル期の三点ユニット
と比較したら広い。
当たり前の話です。
しかしそれは比較の基準を物件それ自体、他の要素を排除して比較した結果に過ぎません。
結婚相手はどうか
自分が女性だったとして、
結婚相手を選ぶのであれば
① 若い > 中年
② 金持ち > 貧乏
③ 高学歴 > 中卒
④ 身長高い > 150cm
➄ イケメン > 不細工
⑥ 家事能力高い > 家事しない
⑦ 健康 > 不健康
云々。
それぞれの分野を切り取ってみたら、
案外単純に切れます。
一人の人間は色々な要素に置いて能力がバラバラなので
どの点を重視するか?
これが重要なのです。
何を当たり前の話をしているのですか?バカなの?
ほっほっほ。
という、意見。
わかります。
しかし、これが投資になると面白いことが起きるのです。
特に不動産投資になるといろいろな要素が絡み合って、
この「当たり前の判断」ができなくなります。
![](https://investment-finance.net/wp-content/uploads/2018/07/IMG_0871-300x225.jpg)
私の9号物件。
どうでしょう。ベランダは崩れ落ちています。
壁はボロボロです。
![](https://investment-finance.net/wp-content/uploads/2018/07/4f8d95b8c734790d6827d8ec5615bd9a-225x300.jpg)
1号物件、古くはなっていますが、都心のマンションです。
どうです?
どっちがいいですか?
該当に出てインタビューをしたら、
私の1号物件が良いという人が多いでしょう。
聞くまでもありません。
問題は、「何がいいの?」
と言う話なのです。
私たちは「不動産投資家」であり、
「住む人」ではありません。
家賃を払う立場ではなく受け取る立場です。
よって「どちらがいいか?」
と聞かれたら、
どの立場で回答すべきなのか?
定義が問題になります。
そうなのです。
新築マンションを買う投資家(とも呼べない)は自分が住むことを前提に判断している。
新築より新しい方がいいですよね?
はい、自分が住むならば。
この条件の部分が一番大事なのです。
不動産投資とは不動産にお金を入れてそれを増やすことです。
一番大事なのは何か?
テナントから確実に家賃をもらう事?
違います。
立地?
違います。
ローン?
違います。
そう。儲かることです。
これ以外はどうでもいいのです。
仮に缶コーヒーでも水でも石ころでも金でも構いません。
要は「儲かればいい」これが究極の目的なのです。
家事で物件が燃えようが、屋根に隕石が落ちようが、
儲かればいいのです。
世間体を踏まえてテナントさんの無事とか色々いいますが、
儲からないと意味がないのです。
優先順位を間違えてはいけません。
新築ワンルーム、高いから悪い、以上
中古ワンルームが高かったら?
なおさら悪いって話です。
私の2号物件3,000万円でうれますか?
売れませんよね。
最悪です。
だったら私は新築ワンルーム買います。
我々が行うのは不動産投資であって、
安定的にテナントが入って家賃が入ってくること!
ではありませんよ。
そもそもテナントなどいなくても
即転売で儲けられればそれでもいいのです。
買わない理由は高いから、採算が悪いからです。
もしも、金利がマイナス金利で借りられて、
そのファイナンスが100年の期間付くのであれば1000室位買います。
高いって何か?
高いってなんだよ!
月々1万円の支払いで30年後にローンがないマンションが残るんだぞ!
生命保険にいくら払ってるんだ?
どうでしょう。
投資=儲けること=損しないこと
ですが、投資以外の判断要素を混ぜ混ぜすることで
何だか買ってもいいような気がしてきますね。
これがトリックです。
最も重要なことを相対化してしまう事です。
最も重要なことを外してしまったらもう他のことを検討することはありません。
THE END にしなければいけません。
話を終わりにしないといけません。
しかし、高いとはどういうことなのでしょうか?
人によって価値観は様々です。
高いか安いかは決められないのでは?
はいはい、それは嗜好品に言えることです。
時計好きは500万円の時計をするでしょうし、
フェラーリ好きは数千万払っても惜しくないでしょう。
ワンルーム好きも数千万・・・・ってオイ!
違いますよね。
高いって何が高いかと言うと、
他の不動産と比較して利回りが低いため、
相対的に割高な投資になるという事です。
仮に新築ワンルームが表面3%で、
日本中にこれ以上の運用利率で投資できる対象がない!
というのであれば。新築ワンルームは高いとは言えません。
むしろ買いが殺到して、表面1%でも0.7%で調達できるから。。。。
と、争いが起きるでしょう。
そうです。
比較する
これによって高いという事実が浮かびあがるのです。
限定のモノが高いのは比較対象がないからです。
まさに「それ」が欲しいですから、
フェラーリが欲しい人に、レクサスをおススメしても意味がありません。
しかし、新築ワンルームを買おうとしている人は
「お金を増やしたい」のであって、
銀座駅に徒歩圏の新築マンションが欲しいわけではありません。
お金を増やすのであれば新築より中古の割安なものがより、
有効だと、そのような結論に至るべきです。
同様に不動産投資家も他の投資に目を向けよう
私もそうですが、
他の投資で、「不動産と同じ安定感と、労力で」より高い収益性がある
投資があるならば、それを採用するべきです。
不動産だけに固執する必要はありません。
アフィリエイトなどは初期投資が少なくて、時間と労力はかかりますが、
不動産以上に高収益を稼げる手段となりえます。
是非本来の目的 「稼ぐ」 から目をそらさずに、ブレずに行きましょう。