政治批判の愚

日々雑感

政治はエンタメであり、凡夫が勘違いをして政治に影響できると思ってはいけない。

国民主権、民主主義という建前(タテマエ)であるが、
実際我々が政治に影響を及ぼすことはできないと言って問題ない。
もちろんゼロだ、意味がない、というつもりはない。

「ほどほどにしておけ」
という話である。
日々、自分が投票した政党や政治家の言動を目につく範囲で確認し、
次回の投票行動に生かす程度で十分だろう。
年間1時間も投資すれば十分だと思う。

間違ってもYAHOOニュースのコメント欄に「私の意見」を顔を真っ赤にして入力してはならない。

仮に自分が十分に資産形成ができており、
労働する必要もない程の潤沢なキャッシュフローを生み出すビジネスを構築できているのであれば、YAHOOニュースを見てコメントを書いて、自分の承認欲求を満たすのも、いいだろう。

しかし、「貧乏人がネットで吠えているだけ」と言うのは実に愚かしい行為である。

どうせ、私の1票などクソの役にも立たぬ

残念だが私の1票は政治に対して何らの影響力を持っていないのである。
であれば、そこに過度な時間を投資せずに、
自分1人が金持ちになることに全力を傾ける方が良い。

とはいえ、娯楽もないと精神が摩耗するから、
エンターテインメントとして、政治にちょっかいを出すことで、
MPが回復し、明日からまた資本主義と格闘するパワーが取り戻せるならば、
その範囲で政治を楽しんでもいいだろう。

所詮、「政治はエンタメ」なのである。

但し、私は民主主義というシステム自体を否定しているわけでもなく、
国民一人一人に1票が与えられる制度自体は維持されるべきだと思う。
仮に政治に無関心な人が多数であっても、
これは「警報装置」のようなもので、
アドルフ・ヒトラーのような「ヤバい」政治家が出てきた時に、
それを排除するために維持されるべき制度だと思う。
(全体主義は民主主義から産まれるというのはまた別の話)

火災保険のようなもので、10年火事に縁がなくても
加入しておくべきもの、
それが普通選挙制と言うものだ。

自民党はかなり慢心しているように見えるが、他に選択肢はない

いわゆる長期政権の奢り。
というものは確かに見える。

しかし、
私たちは知っている。
とりあえずやらせてみようか。
と、思って民主党政権を樹立した時の絶望を。

社会党の総理が誕生した時に阪神淡路大震災。
民主党の総理の時代に発生した東日本大震災。

なぜか2つとも、自民党の総裁「じゃない時」に発生している。
非科学的なものは信じない主義だが。

経営も同じで、「わからんけど、まいっか」
で行った意思決定は100%後悔する。

未知数だけどやらせる。
と言うのは、子供のお使いまでにしておこう。

辛いことだが、今の自民党を内部から変えていくしか、
我々には選択肢はないのだろう。

と、政治に関心を払うなと言っておきながら最後は
政治的な話を書いてしまった。
私のような勤め人はシコシコ金貯めて不動産買う。

再見