平凡であることの勇気

心構え

しばらくサウザー師匠のVoicyが更新されていなかったこともあって、嫌われる勇気をAudibleで何度も何度も聴いていました。

その中でも「平凡であることを受け入れる勇気」というフレーズがありました。

劣等コンプレックスの塊

特に若い頃は他者と自分を比較して、
劣等感を感じることが多かった気がします。

自分より身体能力が高い人
自分よりルックスが良い人
自分より勉強ができる人
自分より面白い人

あらゆる事柄に対して僻(ひが)みの気持ちを持っていた気がします。

実際この状態は35歳頃まで続いたような気がします。
歳を重ねるにつれて最大の問題は「カネ」の問題。
最近ようやく落ち着いてきましたが、
過去や他者との比較で自分を不幸であると定義してきた前半生だった気がします。

カネの問題
女の問題
時間の問題

どれも私よりも高いレベルで達成している人はいます。
しかし、
私は私であり、
それを肯定することはしませんが、
受け入れるということがやっとできるようになった気がします。

他の投資家がセミリタイアしているのに自分が出来ていない問題

ふんどし王子やポールさんといった若手のリタイア済投資家が世に出てきた頃にはある程度整理できていましたが、
私が30代前半であった頃、所有物件が2~3室というレベルの時には、光の速さでセミリタイアしていく投資家を見て、
歯ぎしりをしたものです。

今では、セミリタイアしても私にはやるべきことが見当たらないので、世のため人のため勤め人を続けながら、
いつでも辞められる準備をしているところです。
急ぐ動機もないのでゆっくりやっています。

セミリタイアしてやりたいこと

Youtuber、ブロガー、講演、セミナー開催、投資家指導、

セミリタイアしている投資家にありがちですが、
どれも絶対やりたくありません。
書籍も興味がありません。

であればファンド運営会社で勤め人をやっておく方が私としては面白いかなと思ってしまいます。
確かに単純労働の勤め人であれば辞めた方がいいでしょう。
それでもリタイアして肥え太る投資家もいるので、
だったら多少労働しつつ、健康維持したほうがいいかなーと思ったり。

無能であることを受け入れる

上記のやりたいことが見つからないのもさることながら、

文章能力やカリスマ性はサウザー師匠の足元にも及ばない。

藤沢数希さんのようにクールな分析もできなければ、
世の男性にうけるキャッチ―な語り口もなし。

加藤ひろゆきさんのような軽妙なトーク術もない。

このブログも Amazon やgoogleからのアフィリエイト収入が毎月数千円あるだけで、大した収益になっていないし、
これにテコ入れして稼ごうというヤル気が出ない。

そしてヤル気もさることながら、
私には彼らのような人を楽しませる才覚は存在しないという事実を理解して、受け入れる必要がある。

無能であるとの前提に立ち、何をするか。

私はおそらく今後、
総資産を5億程度まで増やし、
キャッシュフローを年間2,000万円程度まで高めるような不動産への投資を継続するだろうし、それ以外はしないだろう。

それには10年程度かかると思われる。
その後は勤め人卒業して、
社員は採用せず、細々とした投資をしながら、
自分の資産を維持していくだろう。

なんという平凡な投資家人生か。
それでも毎日好きな歴史シミュレーションゲームをしたり、
国内の史跡を見たり、
たまには海外を見て回ることをするだろう。

それでいいと受け入れて、
平凡なる人生を大いにエンジョイしたいと思う。

他者との比較は大事だが、
比較して得られたデータは全て受け入れなければいけない。
劣等コンプレックスを感じるでもなく、
自分を前提に人生を楽しみたい。

つづく