土地の境界を確認したいという連絡が来た

具体的な話

2009年頃のお話

私が2号物件を妻名義で買ってしばらくしてからのこと。
自宅にお手紙が届きました。
内容は

「隣の土地の所有者から依頼を受けた土地家屋調査士なのですが、土地を売却したいので、土地の測量をしようとしています。つきましてはマンションの区分所有者の代表として境界の確認に立ち合いをお願いします」

とのこと。
当時は訳が分からなかったので、とりあえず電話を発信。

私「確かにマンションは持ってますが、管理組合の理事長でもありませんけど?」
調査士「それでも結構です。いかんせんマンションが古いので、謄本を見て全員の区分所有権者の方に手紙を送っているのですが、皆さん住所変更登記をしていないので戻ってきますし、SATさんが唯一連絡が取れました」
私「行けばいいんですか?」
調査士「何卒お願いします!」
私「うちは共働きなので土日でもいいっすか?」
調査士「はい!」

ずいぶん丁寧な対応だなと思いながら、
当時妻と住んでいた高田馬場のマンションから文京区白山のワンルームマンションへ、指定された日時に向かいました。

境界の確認に往訪

そもそも20前後の区分所有者がいるのに、
私だけの確認で何が有効なのかわかりませんが、
とりあえず行ってみることに。

当時は不動産知識の吸収に貪欲で、
何でも行ってみる、やってみるの姿勢でした。

そこで妊娠中の妻とデートがてら、
(そういえばデートはもう数年していない)
向かいました。

確かに土地家屋調査士が待っていて、隣の土地と、マンションの
境界がココで、それで実測したら登記簿よりマンションの敷地が
数㎡広いとかそんな話をしていました。
そして、申し訳なさそうに

「今ご説明したことを聞いて頂いたことについて署名捺印をして頂いてもいいでしょうか?」

と。
契約書でもなんでもないのでさらさらと妻が署名捺印。
ものの15分もかからずに終わりました。

終わったので小石川植物園でも見物して帰ろうかと思ったら、
調査士さんが、「これはほんのお気持ちです」と封筒をくれました。
それを妻が受け取って帰りました。

なんと5万円はいっていた

なんじゃこりゃー。
と、驚きまして、その場で調査士さんに電話を発信。

すると「是非受け取ってもらう必要がある」
とのこと・・・・。
まあ、そこまで言うなら受け取るけど、
これは管理組合に帰属するべき利益なんじゃないかなと心配になりましたが、
まあ、実際足を運んだのは私だし、
数パーセントの土地持ち分権利者分の確認の手間賃かと。

ありがたくいただきました。
これも不動産を持っているとたまに発生する収入イベントです。

しっかり確定申告もしました。
夫婦でオイシイ中華料理を食べて、
「やっぱり不動産投資っていいね」
という話になりました。

ええ、もちろんその5万円は全部妻の財布にIN。
中華料理代は私が払って、なんじゃこりゃー。

をはり