お隣さんから土地を買ってくださいの手紙 ~その3~

具体的な話

今日再び電話があった

例の隣地の土地を売りたいという話

その1

その2

本日価格の提案がありました。

安からず、されど高すぎず

正直1,000万円は高いと思います。
ただし、高すぎないとも思います。

と、いいますのも。
お互いの土地は40㎡しかありません。
実際は私道負担もあるので、
有効宅地としては12坪(≒36㎡)とのことです。

(私赤、相手青)

そう考えると、相手が一般市場で売り出したところで、
現状有姿(げんじょうゆうし)で売るとなれば、
700万円~800万円が限度でしょう。
私が買えば2つまとめて、24坪の有効宅地面積になるので、
駐車場を無理やり付けられたペンシル型の戸建が建てられます。

そうすれば2つ合わせて2,400万円程度の利便性が高い土地ができるので、
私が1,000万円で隣地を買っても、取得価格は合計1,800万円なので、
立ち退き、解体までを考慮に入れても取れないリスクではありません。

特に売る家も(これから中を見ますが)、
まだ使える可能性が高いです。
つい最近まで生活していたわけですからね。

しばらく2つの戸建を賃貸で回しながら、
返済を進めて貯金していくイメージでしょうね。

足元を見る

相手は私にしか1,000万円で売れないのだから、
強気に700万円で押す。という戦略もあり得るかと思います。

実際試しに市場で売らせて、売れないことが分かって、
その後に私に話が来るのをシメシメと待つこともできるでしょう。

でも私は、そういう
「人の足元を見る交渉」は好きではありません。
相手も、ご両親(どっちが先か後かは知りませんが)が亡くなって、
思い出のある家を売るわけですから、
安いよりは高い方がいいに決まっています。

おそらく1,000万円程度のために親が住んでいた家を売るのですから、
お金の余裕もないのでしょう。

(おじいさんのために借金をして
自分が住むわけでもない家を新築する
霜田明寛さん(https://twitter.com/akismd)を見習ってほしいものです。)

※詳細はVoicy参照

霜田明寛 シモダフルデイズ – 霜田明寛
第174夜 家が壊れました
https://voicy.jp/channel/593/33435

私は自分の土地の価値も上がるわけですから、
家賃1年か2年分の300万円くらいは上乗せして買ってあげてもいいかなと
思います。はい。

投資家としてはダメですが

私はそういう考えのもとに投資をします。
売る相手の足元を見て、安く買い叩くのは嫌いです。

無論バカみたいな高値では買いませんが、
投資採算が合うならば、
多少は折れることもします。

なぜか?

それは「人の念の力を恐れている」からかもしれません。
「土地には怨念が宿る」と思います。
何かマイナスの気持ちを残したまま、
取引を終わっては、きっとロクな目に遭わないでしょう。

実は私が3月にこの種地を買った時も、
私が50万指値をして、
半分ずつ歩み寄って25万値引きしました。
実にお互いすっきりした取引だったと思います。

それがあったからこそ、
今回の話もあったんだろうなと思います。

皆さんは信じても信じなくても構いませんが、
私は土地に宿る念のような力を
常にプラスの、「すがすがしいもの」にしておくことを
大事にしています。
そうしないと不動産の神に市場から追放されると結構本気で信じています。

次のステップ

実は1,000万円の提案自体も、
まだまだ相続人達(売り主)の間でまとまったものではないらしいです。

これから調整していくようです。
相続人たちが素人ですと、
もっと高く売れるんじゃないか!と邪推して、
一旦不動産サイトに掲載したりする可能性もあります。

その時は残念ですが、
相手の邪気をこちらの正義の気で清めるために、
200万程指値を入れて清めたいと思います(笑)。

まだまだ交渉はどう転ぶか分かりませんが、
これ以上の買いあがりは絶対にないことを前提に交渉を進めていきたいと思います。

ブログのネタが精神論や抽象論、不動産以外のネタに
傾斜していたところでしたので、
今回再建築不可の土地の隣人が売りに来た話というのは
いいネタになりました。

ありがとうございます。
引き続きレポートしていきます。