住宅ローン減税。15年に延長されるってよ。

節税方法の話

斬りたい話題

蹴りたい背中

芥川賞受賞作品ですね。
読んでませんけど。

桐島、部活やめるってよ
にかけたタイトルです。

さて、いきなりのアマゾンアフィリエイトから始まりましたが、
私も読書不足です。
早く勤め人を卒業できるだけの収益基盤を作って
読書三昧、ゲーム三昧な生活をしたいという気持ちの発露です。

さて、今日斬りたい話題は住宅ローン減税です。

住宅ローン減税の仕組、最強の「税額控除」

私が今年取り組んだ小規模企業共済は「所得控除」の節税です。
しかし住宅ローン控除は「税額控除」です。
このインパクトの違いを数字で説明しますと、

所得1,000万円で 7万円×12カ月の所得控除を受けると、
所得が916万円になります。
税率が30%だとすると、(あえて分かりやすくするために累進課税は無視します)
節税前は 1,000万円 × 30% = 300万円の納税
節税後は 916万円  × 30% = 275万円の納税

こうなります。

一方税額控除ですと、
所得税300万円 - 50万円(住宅ローン現在の最大額)で 税金が50万円安くなる。
直接税額に効いてくるのでインパクトがデカイのです。

その意味では結構な制度でしょう。

よし家を買おう!「まてぃ!」

待ちなさい、税金が安くなると言っても50万に過ぎません。
10年で最大の500万円税金が安くなるのは結構ですが、
これには私に言わせると2つの弱点があります。

購入する家は10年で500万円以上価値が下がらないのか?

ローンは税額控除をフルに活用するべく、
5,000万円以上で組むとしましょう。
10年で500万円価値が下がらない家というのは
相当珍しいです。
新築ワンルームマンションも下がりますが、
基本的にはファミリーマンションも下がります。
税金は安くなるけど、家も安くなって、


©小林よしのり先生

という話です。
だったら賃貸でいいんじゃないでしょうか?

個人は減価償却費が取れない

この世界のあらゆるモノは時間の経過とともに
その価値を失っていく。
この「いとあはれなる」事実を税制(会計)に取り込んだのが
減価償却費という見えない損失です。

これを個人の住宅では利用することができません。
このデメリットと減税で実は相殺されるんじゃないか?
という疑問が湧きます。

土地3,000万円 建物3,000万円 合計6,000万円の
住宅取得を考えてみると。

建物3,000万円を22年で償却します。
1年では1,363,636円ずつ償却です。
136万円が所得から落ちるので、

上記の例でいくと、
1,000万円 - 136万円 = 864万円(課税所得)
864万円 × 30%= 259万円

おっと41万円も税金が減りましたよ。
さらに減価償却は22年続きますから、
41万円×22年=902万円の節税になりました。

住宅ローン減税より、住宅の減価償却を認めろと。
私はそう思います。

まあ、住宅の売却損であれば↓コチラの制度が使えます。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3203.htm

ですから、トータルで見ると、
法人で買って減価償却を取るのと、
個人で買って住宅ローン減税 + 譲渡損の損益通算を使うのでは
同じ結論になるのかもしれません。

ただ、「損失は売却しないと確定しない」です。
そもそも自宅は死ぬまで住むこともありますからね‥‥。
私は毎年清算していく法人所有の役員社宅で
減価償却費を取っていくのがおススメです。

信用は財産

借金ができることは財産なのです。
これに気づいていない、
もしくは気づいても使えない人はかなり多いです。

3%で1億円調達して10%で運用したら差額の7%、
700万円を手に入れることができます。

これは1億円を3%で借りられる。
という、信用がなければできないことです。

イケハヤ尊師には地銀すらカネを貸さない。
あんなに稼いでいても信用がない!

しかし我々勤め人には信用があります。
カネを借りて運用できるのです。
(不動産だけですけどね、借りられるのは)

その大事な信用力を、「自宅」のような価値を産まないものに
使っちゃっていいんですか!!!

という話です。
(築古物件を住宅ローンで買って、「手狭になったので」賃貸にして引っ越す
という賢者の戦略を取る場合は別)

是非、住宅ローン減税が15年に延長されるからと言って、
安易に飛びつかないようにしてください。

自宅よりも自分が金持ちになるのが先。
自分が金持ちになったら自分の会社が自分に家を買ってくれますから。

【をはり】