人生初の売却(杉並区荻窪ワンルームマンションのケース)

売却

不動産投資家として14件の物件に投資をしてきました。
しかし物件の売却はまだ2回しか経験していません。
そのうち1回は2018年4月、全焼した松戸市内の連棟テラスの底地売却ですから、
実質的に売却をしたのは1件だけということになります。

売却を実行したのは2017年12月末です。
法人2期目の決算期に、私は4件の投資を実行しており、投資実行に伴う支出が多くなって、
赤字決算になる可能性があったので、1件売却してもいいかな?
と、思って売却に着手しました。

所有物件のうち一番高く売れそうな杉並区荻窪のワンルーム
4号物件を売ろうと思いました。
売却に際しては楽待の一括売却査定サービスを利用しました。
このサービスは、まあサービスというのもオコガマシイですが、
5社に一括で見積もりを取らせて、個人情報を提供し、
メールや電話で提案を受けられるというモノです。

制約したら1万円とか何とか言っていた気がします。
(忘れてしまいましたが)
それで5社に一括で売却の査定をしてもらいました。

まあ、これはホントにいろんな業者がいますね。
手堅い数字を言ってくる業者。
700万という安値を言ってきて、ベラベラ蘊蓄(うんちく)を語り、
「現実は厳しいですけど、それでも良ければどうぞ」
みたいにスカした対応をしてくる業者。
却下ですね。

あとは結構高値を見せてきて、
「実はちょうどこの価格帯で検討しているお客様がいらっしゃいますので是非~」
みたいな業者。
絶対ウソやろ・・・・。
というセールストーク。
その中で新宿の小さな業者が1,100万円という査定額で、
一番高く、なおかつ私の勤務先まで来てくれて、
感じのいい青年だったので、売却を依頼しました。
2017年の夏ごろだったと思います。

結果的には1,000万でもうれず、専任媒介の期限が切れます。
そして最後は900万円迄値下して、
最後は三為業者が900万円で買って、誰かに転売したようです。
ま、所詮その程度なわけです。

私としては赤字を回避しようとしていたので、
900万でもよかったのですが、
ハイスぺサラリーマンをしながらいろいろな業者を選んで、
断ったり、書類を出したりするのが、
すごく大変でした。

まあ確かに570万円で買った物件が900万円で売れたので
よかったと言えばよかったのかもしれませんが、
三為業者に卸売りしたというのがどうも・・・・・。
最後に買うようなエンドの客を連れてきて当初の約束通り1,100万円で売れよ。
って思いますね。

ちなみに私のメインブローカーさんにそのことを言ったら、
「いい物件は売らない方がいいっすよ」
とのこと。
家賃収入が目的で投資をして、いい家賃が取れているのに何で売るんですか?
と、まったくその通りですよね。

売って、スルガ銀行のカードローン1,000万円(金利7%)を完済できたので、
まあまあ良かったんですけど。
売る必要もなかったなと。

そして法人2期目は売却から1カ月後に松戸物件が全焼。
保険差益が500万円以上計上されてしまい、
ワンルームの売却と合わせて1,000万円以上の利益が出てしまいました。

それから、倒産防止協会に加入して240万円の一括納付をしたりして、
利益を吸収しようと思いましたが、結局税引前当期純利益は800万円ほどに
なってしまいました。

今(2018年7月)、買いにくいマーケットの中で、
あえて良質な稼働をしている物件を売る必要はなかったと思います。
三井住友トラストローンアンドファイナンスの共同担保に入れて、
再建築不可物件を買った方が全然よかったと思います。
資産拡大期は売ることを一切考えずにどんどん買うことに集中すべきだなと思います。

しかし、投資歴10年以上になったというのに、いつまでも拡大期
ってのもなと。
ま、勤め人兼務も楽しいのでいいのですけどね。