上杉 謙信

越後(米沢)上杉家
上杉謙信@軍事
上杉謙信@内政
上杉謙信@青年期
上杉謙信

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生誕 1530年2月18日 ~ 死没 1578年4月19日 享年49歳

志は義戦

「己が信じる義を天下に示す
そのために戦場で我が最強の武を振るわん」

毘沙門天
「我が振るう武は破邪顕正の刃
我こそが毘沙門天の化身なり」

天下静謐
「天下に静謐を取り戻す
我が唯一の願いであり、正義である」

上杉謙信は自らを
毘沙門天の化身であると称したとも
言われています。
その天才的軍略はまさに神がかり的で、
周囲の人にもそれを信じさせる
説得力がありました。
戦場のカリスマとして、
彼が現れると味方は
勇気づけられ、敵は怖気づきます。

基本(毘沙門天の化身):大名自らが出陣すると部隊の士気が上がる
条件(軍神):大名部隊潰走時に一度だけ士気が全回復し戦況が悪化しない
条件(遠征):行軍時の兵糧消費が減る
悪(神に頼るは人の性):大名自らが出陣しないと部隊の士気が下がる

正しい道を歩むこと、
筋を通すことにこだわる上杉謙信は、
既存の秩序である幕府への義理立てを
重んじていました。
誰も思うがままに欲を満たそうとする乱世において、
彼だけは行動の規範を求め、
作り出そうとしていました。

基本(敵に塩を送る):領外の商圏の金銭収入が増える
条件(旧き世の守護者):役職を保有している時に宣戦すると他勢力が加勢しやすくなる
条件(救世主):他勢力が従属に応じやすくなる
悪(弱気を助け強気を挫く):他勢力が自勢力より小さいと決戦に勝利しても戦意が上がりにくい

統率 98
武勇 100
知略 83
内政 61
外政 73

まさに軍神!

上杉謙信は何回名前を変更したかそしてその理由

① 幼名 「虎千代」(とらちよ)
…寅年生まれだから虎千代だそうです。

② 元服 「長尾 景虎」(ながお かげとら)
…1543年8月15日元服、14歳。長尾為景の次男であるため、「景」の字を取ったと思われます。元服の前年、1542年12月に父、長尾為景が死亡しています。

③ 関東管領就任 「上杉 政虎」(うえすぎ まさとら)
…1561年3月16日、32歳。上杉憲政の性「上杉」と「政」の字を取って上杉政虎と名前を買えました。

④ 将軍から1字を頂く「上杉 輝虎」(うえすぎ てるとら)
…1561年12月、32歳。今度は室町幕府14代将軍足利義輝から1字を頂き、「上杉輝虎」と改名。毛利輝元、伊達輝宗など、将軍から1字を頂くケースは多いです。足利義昭の昭は少ないですが。

➄ 出家 「上杉 謙信」(うえすぎ けんしん)
…1570年12月、41歳。出家し、不識庵謙信となります。

幼名からの変更は別としても、4つの名前がありますね。
特に上杉政虎の期間の短さは知りませんでした。
長尾景虎 …17年5カ月
上杉政虎 …9カ月
上杉輝虎 …9年
上杉謙信 …7年4カ月
と、言うわけで機関としては「長尾 景虎」の期間が一番長いようです。
武田信玄(晴信)もずっと「景虎」と呼んでいたそうですから、納得です。

上杉憲政は弱いので、9カ月で改名です(笑)。

春日山城はいつ壊されたのか?

上杉謙信と言えば春日山城ですね。
現在の新潟県上越市にある春日山城は今は既にありません。
サウザーさんも2018年9月に訪問したようです。

難攻不落とされたこの城が築城されたのは南北朝時代とのこと。

山自体を城にしてしまったような城ですね…。

長尾為景(上杉謙信の父親)も住み、御舘の乱を制した上杉景勝もこの城におりましたが、
上杉景勝の会津移封に伴い、1598年城主が堀氏に代わります。
戦国時代は秀吉によって終わりを迎えましたので山城であった春日山城は不便だという事で、
直江津周辺の平野部に福島城が築城されました。

そして春日山城は廃城となったようですね。
1607年頃のようです。
江戸幕府の一国一城令(1615年8月7日)もありましたので、
堀忠俊(堀秀治の子、堀秀治は掘秀政の子)

堀秀治

パッとしない男。親父は使える。

「堀秀政」の画像検索結果

結局春日山城は戦国時代とともに役割を終えたと言えますね。
国内での戦争がない以上は、必要ないものです。
政治的な機能しか要りません。
市役所に防衛機能を要らないのと同じですね。

しかし上杉謙信は生涯不敗でしたので、
防衛のためのこの城は不要だったのかもしれません。

むしろ関東管領らしく、関東に拠点を移せばよかったと思いますが。
戦国大名で城を転々としたのは信長です。
彼はトコトン先進的でした。
他の戦国大名は1か所に留まり過ぎました。

春日山城は素晴らしい城でしたが、その得意とする防衛戦をすることもなく
廃城となったのは悲しいことです。