無事に連休後の通常5営業日の1週間が終わった。
まあ、勤め人という人生は経営者向きの人にとっては地獄であるが、
適度に能力が低い私なんぞにとっては比較的快適である。
その証拠に適度に無能な上司君も快適そうである。
この快適さというのが重要で、これはひとえに、
オーナー経営者の寛容によって維持されている。
ビジネスモデルが秀逸で、参入障壁が高く設定されているので、
このスタイルでやっていけるのである。
私も起業するのであれば、何もレッドオーシャンの市場に入り込むようなマネはしたくない。
簡単かつ、新規参入が少ない市場でやっていきたいものだ。
(矛盾しているが、この矛盾が大事)
そういえば既にできている。
銀行融資が出る(=高額物件)を避ける。
建てることを前提にした古家付土地を買うプレイヤーがいる市場を回避する。
かといって賃貸マーケットが怪しい地方は回避する。
(勤め人との並走)
私が生き残れているのも、ソコソコの勤め人と、
土地に瑕疵がありながら、ソコソコしっかりした建物で賃貸業をやっている。
そのいい塩梅の組み合わせが、うまく機能したからと言っていい。
今後も、キツイ商売を回避しつつ、
参入が少ないニッチな市場を探していきたい。
勤め人としても、なるべく人気がない。
給料は普通か少し高い程度。
なおかつ、勤め先の営業利益率か高く、ホワイト。
誰も知らないような企業。
そんなところを目指すといいと思う。
既出だが、
私はたまたま、金融の市場の不人気業務、債権回収
大家業でも異質な「好立地の再建築不可戸建」という手法を採用したのだが、
これが誰でも通用するか?
と、言ったらそうでもないと思う。
金融の不人気業界である不良債権という分野だから、
ある意味、天才上司君もロンダリング上司君も、偉そうにしていられる。
王道のコースでは私と同じく彼らは負け犬だったのだ。
しかし、その負け犬でもデカい顔をして働くことが出来ているという事実が刮目に値するのである。
私はヒラ社員ポジションを目指したのだが、
実はもう少し大きな組織の中間管理職だったら、もっと楽だったかもしれない。
金融業界ではなく、製造業のルート営業のマネージャーくらいが
実はさらに適性があったかもしれん。
要するに分からんのである。
狙って当てるのが難しいのだ。
私のマネをして、私のようになりたいという人はたまにいるのだが、
私にとってうまくいったとしても、
ワナビー勢もうまくいくとは限らないし、
遺伝情報が近い息子達にとっても同じことなのだ。
自分というオリジナルに、
最も適合する労働力販売業、副業を選択することが難く、なおかつ大事なのだ。
完全なる模倣だけではダメなのだ。
「自分と相手」前提から異なっているのだから。
生来のモテ男にとっては副業でホストでもしたら楽勝だろうが、
不細工君には地獄でしかない。
モテ男ならば、不得意な知識分野で戦わない。
秀才であれば、知識勝負に持ち込んだらいいのだ。
私は否定派であるが、株だって得意な人ならやったがいい。
私がダメだと言っても、誰かにはいいかもしれん。
それが多様性だ。
あれだ、天才もロンダも距離を置けば無害な人である。
多分勤め人をやめてしまったら、そこで関係が切れるだけの相手である。
スキでもないのに一緒の檻に入れらるのが、勤め人の最低なところだが、
見合う報酬があるウチは我慢することもいい訓練になると思う。
専業大家になって完全ストレスフリーになるというのも、
少々早い気もするしな。
次のボーナスまでは頑張るよ。
その後のことはまたその時考えるとしよう。
つづく
2025年5月16日(金)
