SAT債が2件売れました。

運用の話

俺は商品を作るぞ!

窓際と言いつつ、
実は真面目に勤め人をやっている説濃厚なSATです。
おはようございます。

勤め人卒業を控えて、
商品を作っている。

とはいえ、勤め人と大家だけで結構忙しいので、
利益は度外視した商品設計である。

1件目は30分Web面談1,000円
もう1つが、SAT債、利回り5%である。

宣伝を開始してからWeb面談は20件ほど売れた。
お買い上げして頂いた皆さん、その後、どうですか?
順調でしょうか?

SAT債も2件、成約した。

せっかく買って頂いたので、
ここでなぜSAT債5%を売り出したのか説明を加える必要があるなと思ったので
記載する。

始まりはカネがなかった私と、運用先がなかった大学のパイセン

私が30歳前後の時、転職したばかりで、
カネもない。
ないこともないのだが、
キャッシュで中古区分を買っていたので、
現金が全くなくて困っていた。

一方、大学の先輩I氏は、
大手監査法人に勤務しており、上場企業の株式には投資ができず、
投資信託に関してもアクティブファンドは難しい。
という悩みを抱えていた。

そこでお互いのニーズが合致して、
私が借りる、先輩が貸すという金銭消費貸借契約が成立した。
金利はなんと7%である。
〇んなで大家さんと同じ利回りである。

信用力はお互い似たようなものだが、
向こうは「優先出資証券」でこっちは「シニア債権である」

取引開始から10年で約500万円の利息を支払った。
当時世話になったし、
特に納税の際には15百万円も一時的に借りたことがあり、
とても助かった。
今は資金繰りも安定してきたのだが、
恩があるので、ある程度残高を維持しつつ金利を払っている。

金融機関は担保も取るし、金消契約には印紙もかかる。
トータルのコストや信用情報に記録が出ないなどのメリットもある。
7%であれば、借入50%程度で物件を買う限りはギリギリ吸収できる負担だ。

そんなことがキッカケで始まった債権がSAT債である。
その後投資家を1名増やし、
今般1名様増えた。

債券、投資家というと、何やら金融商品取引法云々の規制が心配になるが、
実態は金銭消費貸借契約である。
そう考えると、逆に融資する側にとって「貸金業法」の規制にかからないか心配だが、
知り合いにカネを貸す、利息を受け取ることは貸金業法の規制の対象外である。

「業」として「不特定多数」に対して「反復継続」して、
カネを貸すのでなければ問題ないのである。

普通の人が普通に貯蓄して豊かになれる社会が理想だ

私が中学生の頃(1990年代)には預金の金利が5~6%あったと思う。
皆、真面目に勤め人で働いて、貯蓄するだけで、
資産が増えて豊かになっていた記憶がある。

国民全員が投資家になる。
そんな世の中は変だと思っていた。

大学生の時に銀行がバンバン倒産して、
外資系金融が日本の銀行やら融資先の企業を食い物にして、
海外のタックスヘイブンに設立したSPCを経由して
日本では税金も払わない。

そんなのはおかしいと思って、
金融の世界に入ったのである。
まあ実際金融の世界に入ってからは、
その外資系金融の手先になって、日本の中小企業やら
住宅ローンでデフォルトした債務者から回収をしまくることになるのだが。

リーマンショックで外資系金融から、
日本の投資家へ、不良債権のプレイヤーが変わった。
さらに政府も再生ファンドを通じて、不良債権の処理パターンを整備し始めた。
まあ、総じていい流れだと思うし、
私もその流れで勤め人を続けている。

今ではNISAもできて、安心して日本人が本業に集中しつつ、
老後の資産形成ができる環境が整備されつつある。
ひとたびショックが起きればそれも混乱するだろうが、
まあそれはどの業界にいても激震だ。

私も普通の人が普通に資金を増やせる環境作りの一端を担いたいと思っている。
SAT債が将来どんな商品に成長するか分からないが、
期待はしている。

現実的には、バフェットのファンド(バークシャー・ハサウェイ社)も、
機関投資家や大金持ちしか買えないファンドになってしまっており、
庶民に恩恵が行き渡ることもないのだろうし、
恩恵が行き渡った庶民は資産家になるのだから、
新たな庶民が良い投資商品に巡り合うのはなかなかハードルが高い。

そんな若き頃の志を思い出して、
SAT債を取り合えず、少しだけ広く売り出そうと思った次第である。

とはいえ、5%の利払いを受け止めるのも大変だ

上限は2,500万円くらいだと思っている。
利払いだけで125万円、元金の返済も考慮すると、
今の私の事業規模では、ここが限界だろう。

まだSAT債の総額は1,500万円だが、
これでは多くの人に豊かさを届けられない。

ついつい、家賃2,000万円、不動産CF1,000万円もあれば十分だと、
規模の拡大をやめてしまいそうになるが、
俺は世界を変える債券発行体になる!
という目標のために、中年の体に鞭を入れて拡大を目指す動機にもなる。

今はまだこの程度だが、
徐々に規模を拡大して、大金持ちには売らない、
庶民限定の債券発行体になれるよう、
成長していきたいと思う。

まあ、私の代ではどうしようもないが、
孫の代では、「庶民の味方、SAT債」みたいな位置づけになっていたら私もうれしい。

えてして、3代目あたりで、
ポンジスキーム化して世の中に迷惑をかけることになるのかもしれないが(笑)
(笑いごとではない)

そうはならんように整備したらよろしい。

とはいえである。
5%の負債を受けるなら、5%以上で回さないと話にならんし、
投資対象が12%程度の表面利回りだと、
修繕等を考慮すると、利益は3%程度になってしまう。
そっから元利返済するとなればCFは赤字である。

こっちも必死だ。

まずは規模を拡大してSAT債の保有者さんたちが安心できる決算を積み重ねることが大事だ。
そうしているうちに銀行から1%で借りて全部返済してしまったらすまん。

をはり