不動産投資ももはや手遅れかもしれんなあ

資本主義の分析

ウナギのかば焼きと不動産

国産ウナギのかば焼きは高い
5,000円する。

庶民には手が出せないが、
3日分の食事を我慢すれば食える。

しかしだな

優良な立地の不動産は3日どころか、
貧乏人が一生かけて節約しても買えん。

なぜか?

金持ちの胃袋と
貧乏人の胃袋はほとんど変わりがない。

食える量が決まってるのだ。
いくらウマいうな重でも3食連続では飽きるし、
5人分も食べられない。

しかしだな。

不動産はどうか?
単に登記簿謄本に名前が記載されるだけだ。
100人前どころか、1億人前でも所有できてしまうわけだ。

更にだよ。

金持ちはますます不動産を買いやすくなる。
そういうことが10数年も続いてきたので、
貧乏人が大家業に参入するハードルがどんどん上がってる。
そんな気がするのだ。

同じ流れは株式にも見えて、
割安銘柄はほとんど消えてしまった。
残っている割安銘柄は、
資本政策がガチガチになっていて、
ほとんど上場企業とは言えないレベルで株の流動性がないものばかりだ。

富が固定化し、
富める者はさらに富を蓄えていくし、
貧しい者は富にアクセスできずに、貧困階層が固定化されていく。

どうやって勝つのか

富者がますます拡大していく過程で、貧者はどうやって戦えばいいのだろうか?

富者がどんどん領土を広げていき、
貧者が取れる領土が減っていくイメージだ。

100億円持っていれば、1%の利回りでも1億円だ。
贅沢な暮らしができるだろう。

しかし1,000万円しか持っていなければ、
1%の利回りでは10万円にしかならない。
10万円では食っていけない。
100%が必要なのだが、
10%の投資対象は全て100億円もっている富者が
買い占めを完了している。

そんな感覚を受けてしまうのだが、いかがだろう。

そんな追い詰められた状況で、
どうやって富者に勝つのか?

私は天才ではない。
凡人なので1つしか方法が思いつかない。

一つ、消費を徹底的に抑える
・稼ぐのは難しい。本当に大変なことだ。しかし支出を減らすのは比較的容易だ。支出額多い項目から順にやめていくだけだ。1,000円稼ぐのも、1,000円支出を減らすのも、同じことだ。特に金持ちは貧者から回収することで富を拡大する。富者が売る商品を買わないというのはかなり有効な戦略だ。

一つ、抑えた支出を蓄える
・貯金だ。半端な金額は集めやすい。貧乏人でも集められる程度のカネでは足りん。ある程度競争優位が取れる程度の金額を貯蓄するのだ。

一つ、割安な資産を買う
・築古戸建や割安株(低PER、キャッシュ潤沢)を買うのだ。

エンドレス。
勤め人だろうが、なんだろうが、生活費は稼がねばならない。
生活費を稼いだ余剰を1円でも多く貯蓄する。
その金で資産を買う。
このループを回すしかない。
しかしだ、1番大変なのは資産の1つ目である。
1つ目の資産を買ってしまえば、
稼ぐ主体が自分だけから、自分+資産になる。
こうなるとあとはどんどん楽になる。
最終的には資産からの収益が自分の労働収入を超える迄回すのである。

結局これしかない。
残念なことに裏技はない。
パチンコも、宝くじも、競馬全部だめなのだ。

何をあきらめるか?

高いスーツ。
高い家賃の家、持ち家。
自家用車。
時計。

真っ先に諦めるべきは上記だ。
全てゴミである。
資本家が貧者から富を回収するためにあるのが、上記だ。

更に外食、酒、たばこなどの嗜好品も含まれるだろう。
まあ私は喫煙するので1つ2つの嗜好品は許されるべきだが。
コーヒーなどで我慢できれば最高だ。

あとは異性。
これをあきらめるのは危険が伴うのだが、
カネを払って異性を得る行為はダメだ。
オス・メスとして持っている魅力で異性を獲得する訓練は若いうちにやらなければならん。

これだけは「諦めろ」とは言えない要素だ。
歳食ってしまうときつくなる。

何かを得られる人は、
何かを捨てられる人なのだ。

全てを手に入れようとする人は何も手に入れられない。

をはり