そもそも腕時計は不要だ。
普通の腕時計を付けなくなって久しい。
あれは要らない。
なぜか?
スマホを常時持っているので、わざわざ時計をする意味がない。
高い腕時計を付けるほど自己顕示欲もない。
この腕時計はいい
しかし、この腕時計はいいぞ。
視覚障碍者用腕時計である。
この腕時計の何が良いかと言うと、
触るだけで時間が分かるのだ。
面談が多い勤め人の人なら既にピンときたと思うが、
これは分刻みで面談や会議がある勤め人にはありがたいのである。
よくあるケースだが、
1日に5件も6件も面談がある日には、
分刻みで移動、面談を繰り返している。
話が長い商談相手にブチ当たってしまうと、
次の予定の時間が迫って来て非常に困ることがある。
15時に次のアポがある。
「今の面談に入ったのが13;30だが、もうだいぶ時間が過ぎた。
移動には30分はかかる。今何分だろう‥‥。」
こんな時、時計を見るわけにはいかないだろう。
スマホを見るのも失礼に当たる。
こんな時はこの腕時計がありがたい。
笑顔で相槌を打ちながら、
テーブルの下で左腕を触って、
「今は14時50分」
だと分かる。
「そろそろ話をまとめにかかろう」
ということができる。
「ああ、コイツ時間気にしてるな。」
というのを相手に気づかれることなく時間を把握できるのである。
障碍者のアイテムと言うのは案外健常者にも有益なものがあるな!
このアイテムを知った経緯は
会社の研修で「ダイアログインザダーク」
というのを受けたこと、である。
目が全く見えない人が腕時計をしているのに違和感を感じて、
「なんで腕時計しているんですか?」
と、聞いたことで知った。
その機能を見て、
「これはいい」
と、思った。
特に私のように相手に与える印象を気にするタイプの営業マンには良い。
客先で時計がない部屋で時間が気になるあの苦痛の時間。
相手の腕時計で時間を見ようと四苦八苦する、あの手間がなくなるのはありがたい。
小心者営業マンは是非買おう。
視点を変えると良い商品が見つかる良い事例だ。
をはり