何にも縛られない生き方をして貧乏に縛られる

勤め人卒業関連

2020年はコロナショックの年として歴史に刻まれる

2020年3月9日のNY市場では、
ダウ平均が歴史上最大の下げ幅を記録した。
その額2013ドル
サーキットブレイカーが発動。
このシステムが発動したのも制度導入後初だそうだ。

「株式」は
富裕層にとってはおなじみの資産運用手段であり、
この配当だけで生活しているという金持ちもいるだろう。
株価が下落して、配当も下がってくると
富裕層も富裕層ではなくなる可能性が出てくる。

ある意味、トランプの大貧民における、
『革命』のような状況が生じるので、
非常に痛快だ。
ただ、私も株式は200万円程保有しているし、
今日、マーケットが開くと180万円程度に価値が目減りすることだろう。

半分資本家になった私も
この暴落のダメージから完全に自由ではありえないわけで。

閑話休題

自由な生き方を煽るインフルエンサー

脱社畜というキャッチ―なフレーズと共に
サラリーマンを扇動し、
貧困層を産み出すプロがいる。

自由が素晴らしいならば、
是非アフリカに裸一貫で乗り込んで生涯を過ごすとよい。
サバンナでの自由を満喫して
ライオンに食われるがよいのである。

極限の自由とは弱肉強食であり、
そこから調和と安定を目指して人類は社会を形成して
地球の支配者に君臨したのである。
苦しみはあれど、
その社会を前提として生きた方が良いのは自明だ。

なんの後ろ盾もないまま自由(つまり会社員からの逃げ)に
突き進んだ先に待つのは
「貧困」に違いない。

貧乏になる自由

脱社畜は即ち、生活費も稼げない貧乏に陥るということである。

給料は確かに生活費、つまり労働力回復の最低限のコスト。
に過ぎない。
しかし、正社員でそれなりの企業に潜り込めれば、
家族3,4人を養う程度の給料が得られる。

それを独身状態、さらに実家に寄生した状態で手に入れられれば、
生活費を超えた金額を「貯蓄」できる。
この決戦に備えて貯蓄したカネを
自分の商売に流し込む。
資本主義社会は商品の交換で成り立っており、
最初は皆自分の労働しか商品を持っていない。

それを違った商品に変えることで、
自分が労働から自由になるのだ。

商品を持たないままに、
唯一の商品である労働を売ることを辞めたら、
貧困になるのは当然の話だ。

だから勤め人+アルファなのだ

あの天才サウザー師匠ですら、
大学を出て、
勤め人をして、
30を過ぎて(多分)やっと、
労働力を売らなくてもよい状態になったのだ。

私のような小物(こもの)は、
資本主義のなんたるかを理解しないまま、
結婚して子供まで作ってしまったので
未だにセコセコと労働力を売っている。

それでもなお、
こうしてブログで世の中に偉そうに講釈を垂れていられるのは、
不動産、大家という確固たる事業基盤があるからである。

私が勤め人を卒業するのは、
この事業体がより強固になった時であり、
自由になりたいから、ではない。
ブログを書いて、YOUTUBEを発信して生きていくのは
自由ではない。

勤め人、サラリーマンという束縛から逃げたつもりが、
貧乏で日銭を稼ぐ、貧困という次の束縛への道なのである。

あえて言うが、その束縛はサラリーマンとしての束縛よりも
キツイ。

特に若い人は良く考えた方が良い。
甘いことをいう人間は信用できないものだ。

をはり