まだその時ではない

勤め人卒業関連

子供が見ているアニメに面白いキャラが居た。
その名を万尾獅子(まんをじし)。

何かを思いとどまらせる妖怪という設定で、
機が熟していないとして、実行を先送りする妖怪であるともいえる。

即断、即行も大事ではあるものの、
拙速に過ぎるのも問題だ。

その時々の状況判断が重要だということだろうか。
私も思うところがあって、このキャラに引き込まれてしまった。

そう、勤め人卒業を思いとどまることである。
勤め人卒業を推奨するたくさんのメディアがあるが、
それらの情報にも接し、その可能性を慎重に判断した結果。

まだその時ではない。
というのが結論となった。

理由はやはり事業性だ。

今の勤め人+不動産

という事業モデルがガッチリとかみ合って回っている。
加藤さんや、サウザーさんが勤めていた会社は聞く限りは、
勤め続けたいような会社でもなかったようだ。

私の勤務先は、社会的に意義がある仕事だし、
経営者も立派で人格者。
待遇も良いので、比較にならない。

サウザーさんも結局自ら起業するという方向に進み、
あえて苦難の人生を選ばれた。
その状況を踏まえて、私は「勤め人」事業と「不動産」
この2つを走らせるのが最も利益が最大化され、
リスクが最小化されると判断した。

今勤め人を卒業して、不動産1本で拡大を図ろうとしたら、
相当苦しい道を歩むことになる。
今のホワイトな労働環境で不動産に動けていないのであるから、
仮に専業になれたとしても大した成果は出せない。

そもそも私、不動産事業では何も目覚ましい戦果を上げられていない。
リフォーム技術もないし、借金はまだまだたくさんある。
この経験が少ない状況で専業の道に進んでしまったら、
怪しいコンサルにでもなって、
新人不動産投資家からお金を取ろうとするような商売でも始めてしまいそうだ。

子供の教育費もこれから右肩上がりである。
長男の受験が来年。
その4年後から次男。
翌年には三男が中学受験。
そうこうしているうちに長男は大学受験である。

彼らが全員私立の医学部に行かれることまで想定した、
財務の構築が私のミッションである。
自分がブラブラ暮らしたいという欲望は脇に置いておいて、
積み上げていかなければいけないものがある。

私の理想とする芦沢先生や、
赤井誠先生。
このお二人はお子さんを無事に育て上げ、
そのコストがなくなって、
今、まさに無双状態である。
積み上げた資産は唸りを上げて拡大している。

私が目指すべきは加藤先生でもサウザー師匠ではなさそうだ。
このお二人にはエンターテイナーとしての天賦の才がある。
私は勤め人+アルファの体現者としての道が望ましいようだ。

まだだ!
まだその時ではない。
万を持して勤め人を卒業するのはもう少し先だ‥‥。

をはり