お隣さんから、土地を買ってください!のお手紙

13号物件の分析

お隣さんからのお手紙が届きました。

最近不動産ネタが少なくなっていたところで、
このようなお手紙、とても助かります。

このネタでしばらく(3日程)引っ張れると思います。

なぜ再建築不可なのか?

厳密には再建築不可かどうかわからない。

と、言うのが正確な所。
不動産投資をするならある程度(ある程度でOK)公図は
読み込めた方がいいでしょう。

私は194-4なのですが、
変な公図です。
← に道路がありますが、194-5の土地に遮られて
道路に繋がっていません。

これは奧の建物の建築概要書と言うモノです。
役所で取得できます。
公図で言うところの 194-3と194ー6の2つの土地の上に立っている建物は
新しくなっております。

奧の公明党のポスターが貼ってある建物。
明らかに新しい建物です。

こういう感じで建っているわけです。

194-3、194-6も公図では明らかに道路に接していませんが、
いわゆる43条但し書き道路です。

つまり、
奧の土地が建て替えできたのならば、
私の194-4の土地も再建築できる可能性は高いです。
ただ、こんなにキツキツに建っているので、
同じような建物は建たないのではないでしょうか。

こんな物件は最後どうするのか?

この建物は今の建物が解体された後、つまり
次の利用が「現時点では」見込めない状態。
こんな物件は不動産業者は嫌がります。

いつになったらカネになるのか分からないので、
ダラダラ保有するのが「カッタるい」のです。

そこで我々長期の家賃収入を得るタイプの投資家の出番です。

FXで外貨を投機対象にしている投資家もいます。
彼らがいるおかげで、海外旅行に行きたい人は、
いつでもドルを円に交換したり、
円をドルに交換したりできます。

私のような再建築不可物件を買って
しばらく持って、
隣の人が売るまで持っているタイプの投資家がいるからこそ、
売りたい人は(安いですけど)換金することができますし、
建売業者さんはまとまったキレイな土地を仕入れることができます。

私達には社会的意義・存在意義があるのです!

隣地が売るか、買ってもらうまで持って、
土地は徐々に利用性の高い土地に変化していきます。
その変化の途中に家賃をもらいながら、
私たち投資家は

来るのか来ないのかわからないし、
いつくるかもわからない土地を買って、
賃貸で回して待つのです。
そして出口では待った報酬として利益を頂きマンモス。

隣の土地を買った後の話

恐らく道路に面した土地の人が売りたいと言っているのだと思います。
これで完全に私の土地は道路につながるので、
頑張って買おうと思います。

しかし土地がまとまっても、
問題は残ります。
それは

「今の賃借人をどうするのか問題」です。

立ち退いてもらわないと高く売れませんので、
土地がまとまったら今度は立ち退きを待たないといけません(笑)。
他に良さそうな物件を買って、
謝礼金と引っ越し代を負担して立ち退いてもらうとか、
色々作戦は考えられますが、
土地がまとまるのを待った次は立ち退きを待つという、
つくづく投資家は待つのが仕事みたいな所がありますね!

というわけで今日は再建築不可土地に
お手紙をもらったお話でした。

じっくり待ちながら家賃をもらい、
土地がまとまるイベントが発生したら大きく稼げる。

いい商売ですね!