伊藤忠商事の高給が話題だ。
当然商事(三菱商事)や物産(三井物産)も同格かそれより上なのだろうし、
TV局は分からんが、NHKなどのトップクラスの企業の勤め人も
いい稼ぎをしているのであろう。
私も司法試験なんて受験しないで、
そのクラスの企業をバンバン受験すればよかったし、
何なら1年留年してでも挑戦する価値はあったなと思う。
知らないということは恐ろしいものだ。
新卒で、当時の野村證券や、商品先物屋、三和、住友銀行に入社する人もいるのだから、
まあ、本当に怖い。
周囲に能力が高いオトナが一人もいなかったのは不運だし、
自分から積極的にリサーチしなかったことは自分の怠慢だ。
まあ、そんなことはいい。
今更である。
重要なことは今だ。
今何をするかの方が重要だ。
それと同じ、いやそれ以上に、
「何をしてはいけないか」ここも重要である。
「わが投資術」を読んで、株式に80万円程突っ込んだが、
飽きてしまって、株は放置している。
再開する気力もない。
株に突っ込んだ80万円は、
暴落こそしていないが、いつ上がるかもわからない。
平均的な配当利回りは3%程度だ。
実にツマらん。
繰り上げ返済をしていたら、確実に4%程度の利払軽減が得られたのを
3%で我慢しているのである。
こうなってくると、株に突っ込む気力がわかない。
8月は暴落もあったし、結局追加投資はせずに、
返済に回してしまった。
この教訓を忘れないために、株は売らずに「株柱」にしておく。
トイレに貼ってある、名言みたいなものだ。
そのうち1銘柄が爆上げして、
再び株に興味が向くかもしれないし、
ずっと向かないかもしれない。
どっちでも構わない。
80万円の「教訓掛け軸」でも買ったと思って置いておこう。
総合商社の高給も、無駄な株投資も、要するに
「余計なこと」である。
脳のリソースの無駄遣いだ。
つまり、何をするかよりも、
バカバカしいことをやらない。
ってことの方が100倍大事である。
1つの道で成功したら、愚直にその道を進むのがよろしい。
をはり