相変わらず多忙な月曜日だ。
よく働く中年である。
固定的な売上でざっと5,000万円くらいの仕事を管理している。
あれだ、ルート営業での売上みたいなもんだ。
並行して今年は4億円くらいの粗利を出したが、
これはファンドに帰属する利益で、
勤め先に直接入るわけではない。
私が別にスゴイという話ではない。
このようなビジネスモデルを組んで、
私のような労働ユニットを雇用して、
利益が出るように組んでいる、社長がスゴイって話である。
営業もしなければいけないし、
私の他にも労働ユニットが要る。
バックオフィスも整備しないといけないし、
営業マンも数名要る。
勤め人全般に言えることだが、
俺がやっている!
と、言いたくなる気持ちは、痛いほど分かる。
しかし、ビジネス全体を組み立てて、
損益と資金繰りを制御しながら、
労働ユニットを割り当てていく。
さらに労働ユニットの能力や、お気持ち(感情)まで制御しないといけないのが、
「経営」である。
労働ユニットをうまくやったからと言って、
威張ってはいけない。
所詮はコマだ。

香車かと思って配置したら横にも後ろにも動いて、
飛車並みの働きをする労働者もいるには、いるだろう。
とは言えそれも、駒としての働きであり、
労働者に過ぎない。
やはり俺たちは労働者だけでは満足できない。
資本家を目指したいじゃないか!
と、言うわけで、労働者が一番憂鬱な月曜日であるが、
もはや労働者から半、資本家成りした私なので、
65歳まで、いや、できればもっと長く‥‥。
というキツイ労働者よりは大分マシである。
労働者は早く見限った方がいい。
50代まで働いたところで、勤め先は、
「コイツも使えなくなってきたなぁ、早期退職制度作ったら食いつかねぇかなー」
なんて思われてオシマイだ。
所詮は駒なのだ。
つづく