2024年7月1日(月)

日々雑感

少年時代からの夢
金持ちになることだった

俺は金持ちになりたかった
高校2年に進級するときに
理系か、文系を選ぶイベントがあった。

私は理系に行くなら医者、文系に行くなら法曹(弁護士、判事、検事)だと思っていた。

理由はカネと名誉だ。
カネと若干の名誉が欲しかったのだ。
本当にカネに徹していれば、
もっと他の選択肢もある。
高校卒業してから働くという選択もあったはずだ。
私はカネも名誉も欲しかったのだと思う。

その時から20代後半までずっと、
金持ちというヤツになりたかった。

具体的には年収1,000万円。
欲しいものが自由に買える。
そんな生活が欲しかった。

今思えばささやかな夢だ。
小さい夢だった。

しかし
20代までは、その小さい夢を叶えることも大変な道のりに思えた。
妻をもらって世帯年収を900万にして、
中古激安ワンルーム2戸を買って、
30歳で世帯年収(なんちゃって)1,000万円に乗せた。
結構必死であった。

その後妻がサンキュー育休に入り、年収が減ったので、
ダブルワークと不動産拡大で何とか1,000万円を維持した。

しかし、達成はあっという間だった。

33歳で今の勤め先に転職し、
勤め人だけで年収は1,000万円を超えてしまったのだ。
5LDKの広い家に引越し(借上社宅/月9万)、
子供を増産した。
そもそも年収1,000万円は20年前からそれほど難しくはない。
マスコミ、メガバンク、商社など、
普通に働いていれば30代前半で達成できる程度の年収なのだ。

今思うと、
33歳で私は少年の頃からの夢を叶えてしまっていた。
その時点で目標を修正すべきであったが、
転職した直後でもあり、勤め人に忙殺されていた。
仕事が慣れてから、その後は惰性である。
惰性で外界からの刺激に反応して生きているだけの人生になっている。
次の目標を見失っていたと思う。

2018年頃に始まった聖丁ラジオで
勤め人卒業を考えたこともあったが、
別に勤め人を卒業しようと思って大家になったわけではなかったので、
結局実現しないままだ。

そもそも私はお勉強に適性があった。
東大に合格することはできない程度の適性だが、
ソコソコ学歴に適性があれば勤め人にも適性がある。
私は、やはり勤め人適性が高い。

加藤ひろゆき先生にしても聖丁にしても
起業家、芸能人、思想家の適性がある。
起業家、芸能人、思想家の適性が高いと、勤め人の適性が低くなる。

私はそっち側の人間ではないので、
起業、芸能、思想家の適性が低く、
勤め人の適性が高い。

自分を客観的に見ることは大切だ。
ワニは沼地にいるべきなのだ。
沼地、川に居れば、牛も食える。
しかし、平地では牛に踏みつぶされる可能性がある。

危なかった。

しかしだな、

勤め人適性があると言っても、
勤め人は60歳で定年退職=強制卒業である。
再雇用されて500万、600万という給料で働くのはイヤだ。
(そんなにもらえないという説もある)

60歳から100歳まで40年もあるのだ。
その期間を老後として死を待つだけの人生にしていいものではない。
せっかく構築した資産からの収入を長く受け取る必要があるし、
死んでしまったら、
ムスコ達が若くしてある程度の資産を相続することになり、
結果、息子達を堕落させてしまう。
そうでなければ相続争いだ。

せめて80歳までは相続させたくない。
そうなると彼らも30代は相続できない。
自分で資産形成、子孫繁栄に挑まねばならん。
それを側面から支援することはする。
しかし
直接資産を渡すようなことはしない。

そういうプランも、あるので、
60歳以降の生き方、
いや、この業界で60歳までヒラで生き残れるとは思えんから、
50、40代に早まるだろう。

来るべき勤め人卒業に備えて、
事業の準備をせねばならない。

勤め人卒業は積極的に狙うものではなくて、
クリアする対象に変わった。

残念なことに、まだ私の法人の売上は13百万円/年しかない。
この売上ではどうにもならん。
子供が自立するにしてもせめて30百万円は必要だ。

20代のあの頃、年収1,000万円を目指して頑張ったように、
40代の今は売上3,000万円を目指したいと思う。

ただし、身体は衰えているので、頑張らない。
頑張らないで達成する。
私の兄は40代で体を壊した。

ここからの人生は100年生きることを前提に、
スローだが、ミスをしない安全運転が肝になる。

パワーで押し切るようなプレイから、
相手の力を受け流し、時に歩きながらゴールを目指す。
時間制限のないマラソンのような競技として取り組む。

40代で資産形成がゼロな人はパワープレイをしなければならんのだが、
幸いにして私は資産形成が進んでいる。
パワープレイの必要はない。

若い時に苦労して良かった。

をはり