借金取りから始まった私のキャリア()だが、
不良債権処理から中小企業の再生に軸足を移して、
政府の中小企業政策というヤツに進化してきた。
まあ自分で言うのもなんだが、
私程度の頭であれば、
こういうキャリアになっていくのだろうなと思う。
お勉強ができる秀才はそれなりの年齢になって
人格がマトモであれば、それなりの仕事をすることになるわけだ。
自慢するわけではないが、
多少賢く産まれたおかげで、
悪くない人生を送れている。
それはラッキー以外の何でもない。
所詮はガチャなのだ。
さて、
そんな政府の中小企業政策というのは、
非常にバカバカしいものだ。
国民の収入を減らして、消費を減らしておきながら、
中小企業政策で中小企業に支援を売っている。
いやいや、そもそも国民、特に収入が低い層の可処分所得を増やせ。
という話だ。
金持ちはもう自由にカネを使えるのだから、
消費しない。
浪費しちゃう人にカネをどんどん渡して消費してもらった方が経済は回る。
カネなんてものはぐるぐる回してこそ意味がある。
ぐるぐるとカネがめぐっていく過程で、
富(資産が増加していくのだ)
庶民がカネを持つ、
家を買う、建設会社にカネがめぐる。
建設会社は社員の給料を上げる。
建設会社の社員は車を買う。
車屋にカネが入る。
カネを媒介にして生産が活発に行われて経済が拡大していくのだ。
庶民から金を吸い上げてしまったら、
消費しなくなる。
消費しない=売れないということだ。
結局デフレが慢性化するのだ。
政府(財務省)が火をつける(国民窮乏化政策をする)。
政府(経産省)が中小企業支援する。
マッチポンプである。
このマッチポンプで火をつける側には税務署、社会保険事務所などがいる。
火を消す水の側に私の勤め先がある。
なんだこれは、
私を含めてそれなりに偏差値の高い人間が、
マッチポンプをやって時間を浪費しているだけだ。
まあ、人生とは壮大な無駄なのかもしれん。
バカバカしいことをずっと続けていると思う。
まあ、それも構わん。
私は一個体として繁殖し、血族としての繁栄を目指す。
この官製デフレの世界で、少しでも豊かになろうとするしかない。
茶番である。
勤め人も茶番だが、政府の経済財政政策も茶番だ。
まあそんな茶番ではあるが、
精一杯生きて、資産を拡大して、
血族としての繁栄を目指すゲームに勤しむのだ。
さて、
そんな勤め人だが、
非常に好調だ。
何が好調って勤め先の業績だ。
60歳まで生き残れるかもしれない。
57歳の上司が生き残りに必死だが、
まあ60歳まで引っ張れたら御の字だろう。
まあ茶番ではあるが、
ガダルカナルで補給線が切れた前線で戦うわけでもないし、
インパール作戦に参加させられているわけでもない。
特攻要因として訓練させられているわけでもない。
幸せなのだと思う。
散華した英霊に感謝して、日本人同士の資本主義ゲーム(貧困合戦)に勝利したい。
をはり