3月は2件の買い込みを行う。
3月に2件と一口に言ってしまうと一瞬だが、
1か月は長い、長いのだ。
30日の時間をかけて2件の不動産を買い取るなんて、
不動産屋の勤め人だったら、怒られるくらい少ないだろう。
(そういう業務をやったことがないけど)
月間3,000万円の仲介を毎月決めても手数料は100万ちょいちょいである。
この程度はやらないと不動産屋の勤め人も勤まらないだろう。
それでやっとトントンってレベルではなかろうか。
実際私の給与を逆算すると、1億円くらいの仲介を毎月決めていかないと
オフィスの賃料、バック・ミドルの給与、役員の給与は払えない。
そう考えてみると1,000万円の貸家なんてものは
人間の労働力と比較したら価値は極めて低いもんだなと思う。
他人の労働力のレバレッジはデカイのだ。
昨日今日起業したと思ったら、あっという間に大きくなる会社もある。
人のレバレッジを使って売り上げを出す、
給料と違って売上で入ってきたカネはすぐに納税する必要はないから、
その売り上げを使って再投資する、コストを払ってすぐに利益が出る。
高速で回転させていくと、1か月30万円の人件費で数百万の利益も出せる。
人を使うタイプのビジネスの経営者は、やはりスゴイ。
私は自分の労働力と余剰労働力を駆使して貸家を増やしてきたが、
いかんせん遅い。
金融のレバレッジ、ITのレバレッジ、他人労働力のレバレッジをフル活用できれば
もっと早く進むことはできるのだろう。
それができないのは私に勇気がないからであり、能力も怪しい。
起業というのもおこがましいが、私が大家業を開業して16年
築いた資産は2億、純資産は1億。
あと30年は頑張るが、せいぜい総資産10億、純資産5億がいいところであろう。
少ないとも思わないが、決して多くはない。
その程度の人間である。
3人の息子のうち、一人でやっていけそうにないヤツを一人捕まえて徐々に
事業を承継させていく段階も、あと15年のうちにはやってくるだろう。
天才というヤツがうらやましいが
私の人生、まあそんなもんかなと思う。
悪くない。
そこそこ楽しい。
つづく