未来への節約と今を楽しむこと

節約

当然のように正しい「種銭」を貯めること。

勤め人大家になるためには、
自己資金が必要だ。
トータル500万円でリフォームまで含め、貸家を1軒仕上げるためには、
節約と貯蓄が絶対に必要である。

また、この試練は若いうちに経験しておく方が望ましいことは言うまでもない。
私も24歳頃に勤め人となってすぐは、
社宅もあるし、給料も出るし、司法浪人時代よりもはるかに潤沢な現金があったので、
浪費していた。

勤め人をしているので、自由時間が少ない。
そのためカネを使う暇がない。
休日になると贅沢をしていた記憶がある。
まあ、何に使ったかと言えば女関係である。

その後、ブラック企業に転職して、給与が減った上に
地獄の拘束時間を経て、
再度、ホワイト企業に転職。
2度目の転職した瞬間に、勤め人大家を志した。

その後は節約に節約を重ね、ダブルワークで身を削って区分マンションを買い進めたのであるが、33歳頃、このステージはクリアした。
4回目の転職では給料がさらにUPし、所有戸数も7戸となって、
ダブルワークをやめた。
もし私が独身であれば、聖丁のように勤め人を辞めることができていたと思う。
(私が勤め人を卒業するのではなく、妻が勤め人を卒業してしまった)

その後も順調に誤った節税を行い、所有不動産が倍増したが、
税務署様からありがたい「ご指摘」を頂き、今資金繰りに少し困っている。
そんな状況である。

私の26歳から33歳までの7年間はまさに、節約と過重労働により、
種銭を貯め、事業基盤を構築するステージだったと思う。
私はこの7年を投資して今の安定を得たと言っても過言ではない。

ある程度キャッシュフローができた段階でも節約を続けるのか?

月100万円以上のキャッシュフローが構築できた状況
’(私の35歳頃)
その時に2つの選択肢があると思う。

① さらに節約に励み、200万、300万と増加させていく。
② 消費も楽しむ

大きくはこの2つである。
私は②を選択した。
妻にはさらに勤め人を続けてもらい、家計を支えてもらいながら、
所有戸数を増やしていく戦法もありえたと思う。
また、長男は3年生からSAPIXに行かせるなど、教育への消費も激増させた。

冷静に教育は公立に任せる。
という選択肢もありえたと思う。
妻の年収減(▲400万円)と、教育費の負担増(▲100万円)で、
年間500万円ものキャッシュフロー悪化を選択したことにはなる。

果たしてこの選択は正しいのか間違っているのか。

節約しつづけて10億円貯めて死ぬ人生

私はよかったと思う。
妻のストレスを軽減し、
子供達にそれなりの教育を与えることができたのであるから、
私の勤め人卒業が10年程度遅れても、良い。
と、思うのである。

金を稼ぐのは重要であるが、
稼いだカネで何をするのかはもっと重要だと思う。

私は食べたいものを食べ、着たい服を着て、欲しいものは何でも買える。
それで十分だ。
後は私の遺伝子を承継する子供達が楽しく生きられるような環境を用意すれば
それでよい。
1人では遺伝子を残せないのであるから、妻には感謝している。
自分の遺伝子を承継する子供を産み、育ててくれると言うのは、ありがたいことだ。

世の中には母子家庭というものもあるらしいので、
責任を放棄しながら遺伝子だけ残すツワモノ男もいる。
私は性格的にそれはできないので、羨ましいとは思わないが。

自分の欲望が満たされ、愛すべき妻と子供に消費するのであれば、
ある程度稼げるようになってまで、節約に励むのもどうかと思う。

特に年収億単位になって、月数万円で生活している!
というのはあまり自慢にならないのではないかと思う次第である。

聖丁などは事業を起こして、雇用を生み、
社会に貢献している。立派だ。

私にはそこまでの才覚はないので、勤め人大家でゆるゆるやっていくが、

断言できる。

強靭な財務を構築し終わっているのに、
さらに蓄財に汲々とするのはあまりイカした人生とは言えない。

をはり