新入学、新社会人の諸君!おめでてーな!

資本主義の分析

今日からムスコどもが学校へ行った

ウチの三人の息子ども。
無事に学校へ行った。
今年は卒業入学というイベントがない。
(中2→中3、小3→小4、小2→小3へ新級のみ)

不登校にならず、学校に行っただけでヨシ。
妻には頭が下がる。

さて、
勤め人養成機関たる学校教育。
事あるごとに息子達には学校とは何か?
を伝えているので、
ミミタコ(耳にタコができる)なわけだが、
この度大学という勤め人ルートの最終段階へ入学した皆さん、
教育ルートを出て、無事勤め人として社会人となった皆さん。

まったくメデたくないのにおめでとうと言われて、お疲れ様です。

資本主義というルールの上で、
22歳になるまで資本家になるルートを確立できなかった。
その意味ではおめでとうと言うよりも「ご愁傷様」の方が適切かもしれない。

22年も生きて気づけなかった。
己の不明を恥じるがいい。

そんな感じだろうか。
まあ、私も明確にこの点を確信できたのは2018年(38歳)、
なんとなく理解したのは2008年(28歳)なので、
22歳で気づけたらば大いにラッキーである。

こんなスピーチをいつか卒業式のPTA会長挨拶でブチかましてみたい。
おそらく壇上から引きずり降ろされるだろう。

学歴も中途半端でソコソコの会社にしか入れなかった皆さん!

大多数は勤め人として資本主義の荒波に漕ぎ出す。
そんななかで、エリートとして大企業に入社できた人は、
比較的幸運であろう。

いわゆる難関大学(旧帝国大学+一橋大、東工大、早慶上智)を卒業し、
総合商社やTV局、新聞屋など、大手大企業に入社した皆さん。
まあ、ソコソコおめでとうございます。
だ。

彼らは確かに定年まで安定して勤めることができるだろう。
その後も大過なく年金生活に移行して、死ぬことができよう。

一方で、学歴は普通かそれ以下、就職できた会社も中小企業から毛が生えた程度。
そんな皆さんは負け組なのか?
いや、そうとも言えない。
私も1つ目の就職先はサラ金の子会社である。
2つ目には投資用不動産の電話セールスというブラック企業だった。
年収は20代で400万円に届かない。
まさに生活を味わった。

そんな私でもなんとか家賃年間1,000万円(CF500万円)、
これに加えて給与はおかげ様で、
一流企業並みに頂けている。

最初の投資物件を買ったのが2008年、
2件目が2011年であるが、
その時はまだ年収400万円台のショボイ勤め人だった。

仮に大手キラキラ大企業でエリート勤め人をやっていたとしても、
家、車、保険、教育など、消費の罠にはまって
いつまでも労働時間を切り売りする人生からは抜け出すことができない。

しかし!
給与が安い勤め人であっても、生活を切り詰め、
貯蓄に勤しみ、大家になって
総合的(給料+家賃)に高額歴エリートを上回ることができるのである。

人生は就職した時点で決まりはしない

何の才能もなく、平凡な学歴で平凡な就職をしてしまったからと言って、
人生何も決まっちゃいない。

まだスタートラインに立ったばかりである。
総合商社に就職して、わけのわからないベンチャー企業に転職して、
そのままベンチャーが倒産したという話もあるし、
高卒勤め人から大家として悠々自適な人生もあるのだ。

転職で道を切り開こうとして、
生保の営業をやって、地獄に落ちる人もいる。
ブラック企業に転職するなんてよくある話だ。

資本主義では資本家が一番強い。
資本家になることでしか、究極的には金持ちにはなれないと言ってもいい。
資本家とは商品を売ることができる存在だ。
労働力しか売るものがない勤め人という立場では、
労働力がなくなる老人になるまで、
労働力を売らざるを得ない。

エリート勤め人はそのまま
合コン三昧して、
テキトウな相手と結婚、出産、マイホームと順調に進んで、
大体そのまま勤め人としてソコソコの人生を終えるしかない。

その意味では最初で苦労する方が最終的には勝てる可能性が高まる。

聖丁ラジオを聞き、
情報を集め、勤め人から卒業できるよう戦いの準備を始めよう。
新社会人。
それは始まりに過ぎない。

先は長いが、前途は明るい。
戦おう。
戦わなければ勝てぬ。

をはり