リアルニート
と
経済的自立ニート
の2種類がある。
我々が目指しているのは無論後者である。
リアルニートとは、
親世代に寄生するニートであり、
経済的に親に寄生している生き方なのである。
当然3人の子供を持つ私としては、
息子らにリアルニートになってもらっては困る。
自立して、大学を出たらさっさと
出て行って欲しい
家から出て行ってもらい、
経済的支援を終了したい。
私たち夫婦の老後のため。
という目的もさることながら、
独立して生きていく力をつけて欲しいというのが本音である。
いくつになっても子供は可愛いものだから、
側にいて欲しいという気持ちもありながら、
我が子を千尋の谷に突き落とす獅子のような気持ちで、
出て行って欲しいと言うのである。
しかし、
息子がニートにならないか?
という心配をする親世代も多いと思うが、
私はこの対策は簡単だと思っている。
なぜ子供がニート化するのか?
なぜか?
幼少期にイジメを受けて引きこもりになったから?
両親が離婚したため?
原因論では解決しないことは明らかである。
子供がニート化する目的は1つ
「子供自身がニートでありたい」と、思っているからである。
過去、彼氏にひどいフラれ方をしたからとか、
就職先でイジメられたとか、
最もらしい言い訳を作ってはいるが、
その実は「ニートでいたい」
それが子供の目的である。
そしてニートでいられる環境。
① 両親の実家で自分の部屋がある。
② 両親がカネをくれる、食事を作ってくれる。
③ 両親の家のインフラ(電気、ガス、水道、自宅設備)を無料で使える。
このような環境が存在する以上、
ニートでいるのは当たり前の話である。
よって、
最も重要なことは
上記①~③の環境を作らない事である。
子育てが終わったら、家を売る
これである。
そもそも引きこもれる環境があるから、
引きこもりたいという目的が実現できるのである。
まず育児が終わったら、
家を売ろう。
家を売って、夫婦二人だけのスペースしかない、
小さな家に引っ越すのだ。
子供のモノは一切置けない環境を作る。
子供たちが帰省したら、ホテルを借りれば良い。
最近はゲストルームを完備しているマンションもあるというし、
そのような「インスタント」設備を活用すれば良い。
子育ては持ち家でやるものではない。
ちなみに私の自宅は「借家」である。
勤め先の借り上げ社宅制度を活用して、時価1億円(推定)の豪邸に月9.5万円の実質負担額で住んでいる。
広さはなんと5LDKでトイレ2つ完備である。
朝のトイレ争奪戦も問題ない。
オーナーは医者。
そんな育児を終えたオーナーの家が貸しに出されていたら、
迷わず借りた方がいい。
家を所有して子育てをしないという、
新しいライフスタイルを提案したい。
そもそも子供が小さいうちは、壁にシールを張るわ、
フローリングに硬いものをゴンゴン落とすなどして、
傷だらけにしてしまう。
借り物であれば、
「どうせ借り物だから」
という、心の余裕もある。
新築の家で育児をしていいのは、
現金で家を買える金持ちだけだ。
そもそも持ち家だと、35年ローンで育児が終わっても、
まだローンが残っているだろう。
ローンがあれば売るに売れない。
ニート化できる環境が用意されたままで子供を社会に出してはいけない。
退路は断たねばならぬのである。
熾烈な生活環境では子供自ら出ていく道を探る
ちなみに、私は高校から実家を出て、独りで下宿をして高校へ進んだ。
もとは9人もいる大家族で、家族内でのケンカも絶えない環境だった。
おまけに田植え、稲刈りのシーズンには労働力として駆り出された。
そんな環境が嫌で私は早くここから抜け出せる環境はないかと苦悶したものである。
近所の高校ではレベルが低すぎるから、
盛岡市の進学校に進み、独り暮らしをするのである。
という大義名分を得て、
私は正々堂々と独り暮らしの環境を手に入れた。
そう、
過酷な生活環境にある場合には、
子供は自ら自立を志向して出ていく。
のである。
理想はそうであるが、
私のような心優しい親の場合には難しい。
なれば、育児が終わったら速やかに借家を引き払い、
さっさと、夫婦二人で暮らせるマンションに引っ越すつもりである。
参考にしていたけたら幸いである。
以上