大家業でドヤるのは恥ずかしい(記事+日記)

不動産全般の話

大家業で事業家ですってよ()

最近思うのだが、
大家業で自慢するのは恥ずかしいと思わざるを得ない。
特に相続で大家業を承継した場合は恥ずかしさ100倍である。

徒手空拳から出発して、
勤め人での節約生活、1件目を買う苦労。
築古であればリフォームして貸すまで。
ここが一番キツイところだ。

1件目で新築ワンルームや業者アレンジでの融資付きの物件を
買ってしまった場合はここからの復活がキツイ。

が、いったん2件、3件と増やせる段階になってしまうと、
正直5戸の大家と1000戸の大家でも大きな違いはない。
ゼロ→イチが最も厳しいが、
イチ→ヒャクの難易度は大いに低い。

私も家賃収入1,000万円!とか言ってドヤって来たクチなので大いに恥じ入る。
むしろ私の勤め人としての仕事を20年続けて、業界でも名前が通る方が難しい。
大家業はまあホドホドに情報発信するにとどめたい。

子々孫々まで伝えるべき精神、賃貸経営のノウハウ?

むしろ、徒手空拳の勤め人が1つ目の物件を仕上げる(安定した賃貸稼働)まで、
ここにフォーカスしたいと思っている。
買うまでの自己資金の蓄積をどうするか?
日々の生活をどのように制御するか?
時間はどう作るか?

息子に教えなければいけないのは、
「賃貸経営のノウハウ」ではない。
仮に全てを失ったとしても、
ゼロから5年で復活できるという自信。
ここだ!
このプロセスこそ家訓とすべきだ。

獅子が子を谷に突き落とすという儀式

SAT家の男子にさせねばならぬプロセスが決まった。

全員労働者としてSAT家のビジネスに採用する手はずなのだが、
このプロセスは絶対に踏ませる。

① SAT家で採用、他で勤め人をする場合でも家賃を払い、自立して生活をさせる。
(家賃負担というキャッシュアウトを理解させる。)
② 生活を切り詰め、月5万円の貯蓄を1年積み上げる困難を教える。
③ 1軒の貸家を買い、安定的な賃貸稼働までもっていかせる。
(ただし、転売、アフィリ、イベントビジネス賃貸経営以外でも可)

上記プロセスをクリアしなければムスコらへ投資、融資、支援は行わない。
この3つのプロセスを「獅子の谷プロセス」と名付ける。

3人の息子らはこの通過儀礼を義務付ける。
学歴などどうでもよい。
中卒だろうが、博士課程を出ようが構わない。

必ず通ってもらう。
嫌なら家から出て自立して普通に生活すれば良いし、
私はそれを止められない。

しかし、SAT一族のビジネスに参入する上では、
上記プロセスを絶対に経験してもらう。
まあ、これが出来たら、もはやSAT家にいるひつようもないし。
自分で起業してやっていけるのだが。

それはそれでよい。
3人の息子全員が家から去ったら、
外部から社員を採用して彼に承継させる。

2023年9月14日(木)の日記

今日は特に何もない日だが、
勤め人仕事で1日忙殺される予定だ。
やるしかねえ。
目に見える業務をちぎっては投げ、ちぎっては投げだ。
ひたすらに。
ひたすらに。

をはり