挑戦的融資申込
公庫に2年、200万の運転資金を申込した。
今回融資申込の新しいところは、
単純に支払がキツイから貸してくれ。
という黒字運転資金の申し込みである。
買いすぎた!すまん!カネがすくねえから200万入れてくれ。
という申込である。
法人税納付、リフォーム代支払、火災保険の支払と、
立て続けにあってキツイから貸してくれって話だ。
これまでの融資相談は支払原資が本当にないから、
貸してくれという話だったが、今回は違う。
実際払えたのだが、「少ないから」貸してくれ。
って話だ。
ちなみに現在の公庫取引状況は以下の通り。

3本借りていて、
コロナ融資の200万は完済した。
1本目は隣地買取資金。10年返済で担保有だ。
まだ使える平成築の建物を壊させられたあの借入である。
ちくしょうめ。
2本目はアパート物件の屋根と外壁のリフォーム資金だ。
これは3年で組んだので返済ピッチが早い。
あと10回払ってオワリだ。
3本目は隣地を買い取った家のリフォーム資金である。
こちらは現金で隣地を買い、建物をリフォームするために借りた。
まだ1年しか返していないが、みるみる残高が減っている。
たしか2年半?とかで借りた記憶がある。
2本目と3本目の借入が合計で250万減っているんだから、200万くらい貸してくれるだろう。
という想定で200万である。
返済ピッチは1年でも2年でもいい。
俺のボーナス(1月支給)まで繋いでくれれば極端な話、6か月でもいいんだ(笑)。
民間金融機関の開拓をしないとなぁ…。
と、ウダウダやっていたが、休んでいくのもメンドクサイ。
どうせ信金に借りると、法人のインターネットバンキングをさせられたり、
クソみたいな投資信託を買わされるかもしれないと思うと、重い腰が上がらない。
これを借りることが出来たら、ホッと一息つける。
特に使う予定もないから、口座にドン、と、置いておくためだけの借入である。
こういう借方ができるんかいな?
という心配もあるが、まあ、融資審査としては不可能ではないだろう。
特に前期の当期純利益は、前々期と比較して3倍に増加している。
当期純利益+減価償却費の合計の10倍が常識的な借入の上限と言われているが、
私の場合には法人の借入はまだ6,000万円程度である。(金融債務のみで、個人からの借入は除く)
いけるんじゃないだろうか?
大家の借入は仕入だ
製造業が原材料を仕入れる行為。
大家がキャッシュを仕入れる行為。
私はほぼ、同じ意味だと思っている。
金貸しがキャッシュを銀行から借りる場合の決算を見たことがあるだろうか?
支払金利は「仕入」として処理されているのを見たことがある。
大家業なんてもんは、
金貸しの亜種である。と、聖丁も喝破しているが、
まさにそう。
キャッシュを不動産にして、レンタルしているだけなのだ。
ワンクッションおいているだけで、金貸しと同じ構造なのだ。
その意味において、金融機関からの資金調達は仕入なのだ。
大家業では売上高=売上総利益となっており、
支払利息に関しては経常損益で処理されるのだが、
実は仕入に近いものだと、私は思っている。
有形固定資産だから、長期借入~なんて常識的なアタマで考えてはいかん。
私の所有不動産は1,000万円以下の物件がゴロゴロしている。
地方ではもっと安いだろう。
これは鉄板を3千万分仕入て、加工して売るのと、
それほど変わらない。
売り方が15年の分割払い(コツコツ家賃を回収する)なだけだ。
理論的にいくらでも売れるのであれば、
いくらでも借りて良いことになる。
実際私は100億円借りても全く問題ないと思っている。
東京の賃貸需要のマーケットはまだまだ、広く、深い。
ただ100億ドンっと借りてしまっても、1件1件仕上げて言ったらとても時間が足りないのだが(笑)。
つまり何を言いたいかと言うと、
拡大期の大家にとっては借金なんてもんはキャッシュの仕入れなんだってこと。
売れまくる製造業がたくさん原材料を仕入れる必要があって、
資金を借りるのと大差ない。
仕入れば仕入れるだけ、売れる(貸すと言う売り方)のだ。
大家業はキャッシュの仕入力が、規模、収益に直結する。
資金繰り管理が肝だと思う。
借入済の返済のリファイナンスには使えない
公庫の役割ってヤツだ。
公庫の融資は金利が低いから、個人的には借りて、
LFアセットファイナンスの返済に回したいが、
それはダメらしい。
当然公的金融機関という性格上、民間が出せないような零細事業者の支援のために
存在しているのであって、民間が既に融資している借金をリファイナンスしたら、
単純に民業圧迫である。民間金融機関は怒って当然だ。
大家だって政府がこの築古戸建市場に参入してきて、
古い家を買い取って格安で貸し出したら、
コラコラコラ!ってなるだろう。
(まあURとか都営住宅ってのもそろそろ不要だとは思うのだがしかし)
非常に残念ではあるが、資本主義への政府の過度な介入を避けようってことで、理解する。
一応公庫の運転資金、一般設備融資の上限は4,800万ってことになっているようだ。
私の場合にはもう残高の合計が1,000万円を割っているから、
ここから200万はポンと、出てきてくれると思っている。
ここでイージーに借入ができるとなると、
こっちは気持ちが楽だ。
その確認のための借入ってわけだ。
多分いけるだろう。
借りることが出来たら、本当に口座に置いておくだけになる。
そもそも11月には法人税と消費税の中間納税もあるし、
1月の賞与支給(勤め人事業)までは全然落ち着かない。
本当に「運転資金」を切望している次第である。
をはり