私は安月給の勤め人からスタートした。
高給取りほど勤め人はやめにくい。
— SAT@勤め人大家 (@KunimasaS) May 20, 2020
高給取りになって生活費(社宅、教育費)を上げると、
勤め人がやめにくい。
成功(高給取りになる)かと思っていたことが
失敗であることが世の中には多い。
私は、31歳まで年収500万円にも満たない勤め人であった。
ワーママはるさんが29歳で年収1000万円の勤め人だったと、
Voicyで言っていたので、
私はその半分だった。
それでも結婚して子供いた。
これは果たして不幸だったか?
この時私は必死で勉強し、ダブルワークし、
不動産を買うために貯金をして、質素倹約に励んだ。
だから1社からのサラリーは500万円であったが、
複数の収入源から800万円の年収を得ていたのである。
その後年収800万円の企業に転職したが、
ダブルワークの300万円もセットで付いてきたので、
年収は1,100万円となった。
不動産も増えてきたので、
年収はまもなく1,500万円を超える。
今では勤め人と不動産から3,000万円に迫るほどの収入を得られるまでになった。
そして低スぺサラリーマンだったころから生活費を極力抑える生活をしてきたので、
手残りキャッシュが極めて多くすることができた。
果たして私が最初から大手総合商社に入っていたら、
ここまで成長することができたのだろうか‥‥。
普通にサラリー一本で会社名でドヤっていたかもしれないし、
金遣いの荒い嫁に苦労していたかもしれない。
私は安月給の勤め人からスタートできたことをむしろ感謝したい。
私は夢の高給取りになれた
私の自慢話ではない。
物語はココで終わらない。
私は確かに高給勤め人になり、
そこそこの家賃収入もある。
だが、今別な問題に直面している。
妻は私と結婚した時はサラリーマンで同額の給与を稼いでいたが、
今は無収入である。
私から生活費を得ている。
また、子供たちは年間100万円を超える塾に通うようになっており、
3人も子供がいるので、今後教育費も膨らむ一方だ。
私は金持ちになった!
と、家で自慢していたら、家族が勘違いをしてしまったのだ。
まるで上流階級のようなカネの使い方を始めたのだ。
そして、こんなアホな生活をしておきながら、
全く自分たちの生活が上流階級ではなく、
普通の暮らしだ。と、思うようになっている。
結果、私の今の状況ではあと10年以上は勤め人を辞められそうにない。
妻はおしみなく教育費を投下していく。
自分では稼がずに。
家賃 - 運営費用の差額、つまりキャッシュフローは月50万円以上ある。
私の不動産単体からのキャッシュフローは50万円/月ある。
独身であればこれだけでも十分豊かに暮らしていける額だ。
20万円で生活して、30万円を貯めておいたり繰り上げ返済もできる。
しかし、
私は高給勤め人となってしまったが故に、
この程度の不動産キャッシュフローは容易に食い潰してしまう生活コストを負担するに至ってしまった。
オマケに私の社宅は家賃が18万円もする高級社宅だ。
勤め人を辞めてしまったら、これも自己負担で払わなければならない!!!!
私は気が付いたら勤め人を辞められない、
給料に依存するような生活しかできない人間に成り下がってしまっていた。
今貧しいあなたへ
過去の自分へ私はこう語り掛ける。
貧しき私よ、
間違えてはいけない。
金持ちになっても、生活費を上げるなかれ、
妻が専業主婦になることを許してはいけない。
子供に過度な勉強をさせるために
高級学習塾に行かせる必要はない。
お前は公立高校からソコソコの大学に入っているではないか。
そしてソコソコの大学に入ったのに新卒のメリットを捨てて
貧乏サラリーマンをしたではないか。
そしてそこから十分這い上がれたではないか…。
私は大いに間違った、
そして今も間違いを続けている。
そして、間違いを是正できないまま、
苦しい高給勤め人という奴隷に成り下がっている。
今、私が感じている不幸は、幸せの始まりなのかもしれない。
そして今、私が感じている幸せは、不幸への始まりなのかもしれない。
禍福は糾える縄の如く、
人間万事塞翁が馬である。
をはり