そもそもハイスペリーマンは情報発信なんてしない
年収や資産の額をSNSで発表している人がいるが、
(私も含まれる)
これは異様な行動である。
通常のハイスペリーマンはそんなことはしない。
理由は様々あるが、
① 発信するメリットがない
② 発信するリスク(特定されるリスク)が高い
③ 収入面で満たされており、承認欲求がない
まあこんなところだろう。
SNSにおける情報発信者は自分にメリットがあるから、
情報発信をしている。
多くは「影響力の獲得」が目的だろう。
暇つぶしというタイプもいるだろう。
一方でハイスペリーマンは影響力を求めていない。
暇つぶしをするほど暇じゃない。
情報発信は暇な人間しかしないのである。
ハイスペリーマンの年収とは
私も早くも40代の半ばに差し掛かっている。
比較的高給取りの業界にいるので、
もっと実力主義()の会社ではどの程度稼いでいるかはわかる。
また、ソコソコの大学を出ているので、
知り合いの同級生たちのおおよその稼ぎっぷりも大体わかる。
年収1,000万円程度では残念なことに
高給取りとは言えない。
私の周囲の人々の年収は2,000万円程度であろうと思う。
40歳前後のハイスペリーマンは年収2,000万円が平均値だと思って間違いない。
JTCだとかなんとかTwitterでは言っているが、
正直大したことはない。
俺はJTCだ!と言ってTwitterで発信しているタイプは2種類いると思う。
① 嘘
② JTCの下位20%に位置しており、出世の道がもうないタイプ
この2種類だ。
勤務先の中核的なメンバー(将来の経営層)で、
SNSに発信するバカはいない。
嘘をついて影響力を手に入れようとしている人間か
それとも出世の道がないので、自分より下位の存在にアピールすることで、
自分の劣等感を払しょくしようとしているか。
どちらかである。
私は②だろう。実際出世の道はない(笑)
ハイスペリーマンの資産
年収という切り口はPLの話である。
40代で2,000万円程度が私が体感で感じる給与である。
では彼らの資産はどんなものか?
これは千差万別であろう。
忙しい、またはインサイダー取引で疑われるリスクがあるので、
個別の株式投資をしている人はかなり少ない。
投資信託、それもINDEX型をやっている人が相当数いる。
忙しくて細かく取引する暇もないから、
放置したままで運用していることが多い。
それでも20代、30代と運用しており、
相場がいいときに買ったものがあるので、
平均すると1億円程度の資産があると思う。
私はスタートが悪かったので、純資産で1億円程度だ。
彼らよりも運用では勝っているが、
投下している元金が少ないので、結局似たようなところに落ち着いている。
しかし、不動産投資をやっているハイスペリーマンは10億円に近いところで、
運用しているメンツがちらほらいる。
不動産をやっているハイスペリーマンのうち10人に1人くらいは
その規模で回している印象だ。
純資産で言うと2億だと思う。
ハイスペリーマンとは
40代、年収2000万円、純資産1億円
これが私が考えるハイスペリーマンの実態である。
まさに想定外に金持ちである。
全国平均なんてものは靴の底にハマった小石のような存在であろう。
年収2,000万円以上の給与を得る人は全人口の0.5%だそうだ。
(国税庁R2年)
全給与労働者が5,000万人いるそうだから、25万人も
そんな人間がいることになる。
かなりの数だ。
まさに日本の頭脳であり、
国家の宝である。
このクラスになれるのであれば、
「勤め人卒業」とか言う必要はないと思う。
目指してなれるものでもない。
私は周囲にハイスペリーマンが多数存在する業界に身を置いている。
私自身がハイスペリーマンの底辺にいるのだが、
この転職パターンは全く再現性がないというか、
現代では不可能だ。
財務省主導で銀行が破綻させられていくような状況が
再び発生しない限り、こんな歪みは発生しない。
私の話はどうでもいい。
まとめ
私の周囲のハイスペリーマン達を分析してみた。
年収2,000万円程度、純資産では1億円程度である。
自宅はほぼ都心部で、いいマンションをいい時期に買っているので、含み益は別だ。
大企業のマス層ではない。
自動車は案外持っている。
そんな人々である。
SNSはほぼしない。
生活は質素そのものだ。
こんな人たちが日本経済を支えているんだろうなと思う。
私の勤め人人生はありがたいことに、
最底辺から出発して、
そんな日本を支えている人たちと一緒に労働させてもらえるところまで出世させてもらえた。
ありがたい。
をはり