個人事業、一人法人、勤め人+アルファ
勤め人卒業者の中でまことしやかに囁かれるこの説。
当たっているかもしれない。
私も勤め人+大家業で稼いでいる額がちょうど3,000万円(売上)である。
給与額面+家賃額で3,000万だ。
恐らくこれは所得ベースで計算するのだろう。
大家業だと大体年500~600万円だろう。
これが税引き前の純利益だ。
給料は今後伸びが期待できない。
そう考えると、給与は伸ばせず、家賃を多少増やして、
所得ベースで3,000万円ってのが頭打ちというのは
感覚的に大いに理解できる。
不動産や株式投資を加えるのはちょっと違うかもしれない。
あくまでも労働力を投下して稼げる限界が3,000万円と言う話なのだろう。
ただ、株式投資のリターンは売買差益と配当だ。
配当で3,000万円ってことは25倍(4%で割り戻し)すると7億5,000万円だ。
無理だ。
売買差益を取るにしても、時間を投下しないと話にならないから、
ある意味投資まで含めても一人でできるのは3,000万ってところだ。
3,000万円×12,000万人で3,600兆円。
日本人が全員フル稼働すればここまでのポテンシャルはあるのかもしれないが、
現実的にはGDP560兆円だ。
生産可能年齢が半分だとしても1,800兆円。
1,500万円だとして900兆円、まあ普通は1,000万円なのだろう。
1,200兆円、うむ。
このあたりが日本のGDPの限界な気がする。
3,000万円を超えている経営者は確かにいるが、
これは社員の稼いだ上前をハネているから達成可能なのであって、
経営者を一人にしてみれば、到達不能なのである。
その意味で、経営者が年収を自慢するのは
極めて恥ずかしい行為だと思う。
「私は社員を搾取して稼いでいます」
と喧伝しているようなものだ。
恥を知った方が良い。
3,000万円が限界になる理由
一番大きな理由は、
これ以上稼いだとしても満足度が上がらない。
これだろう。
年3,000万円もあれば、衣食住は満足できるだろう。
贅沢をしても全く問題ないし、
高級外車を償却が終わるたびに新車で買うことも可能だろう。
稼ぐ、という行為には自分の人生、時間を投下しなければならないので、
3,000万円を超えて稼ぐよりは自分がもっと好きなことに時間を使う。
という方向に変化するのだと思う。
3,000万円を超えてもなお、稼ぐ人は、
稼ぐこと自体が大好きなのか、
若しくは稼いだカネで何かしたいことがあるのだろう。
残念だが、私にはそんな野望がない。
私もまだ所得ベースでは2,000万円台であるが、
既に満足モードである。
腹いっぱいになったら食えないし、
酒も飲むには限界がある。
3,000万円を突破するために必要なレバレッジ
1つは借金である。
金利と返済期間のギャップを利用して稼ぐ。
これが1つ。
次は人のレバレッジ。
雇用して稼ぐ。
最期はITのレバレッジ。
Youtuberなどはこれだ。
いずれかのレバレッジが必要だ。
ただ、3,000万円を突破するまで待つ必要はない。
借金、人、ITのレバレッジを使って、
年収4百万円の時からスピードを上げたら良いのだ。
自分が満足する水準まで到達したならば、
借金を減らす、雇用を減らす、ITは減らすこともないが。
そのようにして自分が快適と思う水準へと調整すればよい。
結局、足るを知らんでカネだけ持ってしまうと、
こうなるという末路である。
レーサムは、元レーサムリサーチと言う名前で、
子会社にサービサーを持っていた。
私も縁あってこの会長の自宅にお邪魔したこともあるが、
まあ、なんとなくわかる気がする。
恐らく今は60歳を超えているのだろうし、
孫もいるのに、このザマである。
非常に優秀な営業マンであったが、
まあ、パワハラ企業だった。
要するに社員の稼ぎをピンハネして、自分は20万円で女性を買っていたのだ。
恥ずかしい。
買うなとは言わないが、
60歳にもなって、楽しい思いをさせて頂き、
ありがとうございました。
と、言って、駅前の富士そばを啜ったら良いではないか?
なぜ、殴るのか?
稼ぐのも良いが、
その前に人間性を磨く方が大事だ。
私も恥ずかしい金持ちにならないように、
自戒を込めて。
をはり