ピーターの法則に見る、勤め人戦略と不動産投資

働き方

「あらゆる有効な手段は、より困難な問題に次々と応用され、やがては失敗する」

ピーターの法則と言うらしい

以前も書きました

勤め人はいつか「無能」の烙印を押される

と言う話です。
仕事が出来るヒトの宿命みたいなものです。

芸人として面白さを極めた松本人志さんですが、
映画の世界に行っても面白いだろう!
と思ってしまいますし、
音楽をやらせてみても独創的なのではないか?

と期待されてしまいます。
しかし、大きくコケます。
すると、世の中は手のひらを反して攻撃する。

あるあるです。

勤め人の苦悩

優秀な営業マンが成果を出してマネージャーになって

部下をもった途端に無能になる。
そんなケースがありますが、
これは期待する経営層が間違っているのであり、
営業マンが現場に戻ればまた優秀な営業マンに戻ります。

しかし、
これもまた認知バイアスです。

人間の脳はついつい全く異なった能力なのに
1つ何か得意な人を見ると、
他のことも得意なんじゃないかと勘違いしてしまいます。

勤め人+アルファの皆さん!防衛せよ!

勤め人+アルファの生き方を進める上で、
絶対に守るべきルールがあります。

「ストレス」と「労働時間」を極小化することです。
「給料」は最大化する必要はありません。
そこじゃない!
「ストレス」と「労働時間」を最小化することで、
+アルファへ投資する割合を大きくすること。

これでしたね!

自分の不得意な分野に進むことはストレスになります。
よって、自分の得意分野で勤め人ができている場合には、
おそらく30%程度のパワーで、会社が期待する結果を出していけると思います。

しかし、不得意分野に進んでしまうと、
会社が期待する結果を出すために120%を要します。
使う能力が120%からまた30%に下げられればいいですが、
そのためには新しいインプットをしたり、
ある程度慣れるまでに長時間労働が必要になります。

これをやらされてはたまりません。

「将来のために色々な業務させる」というヤツ

「期待されてる感」を匂わす上司

要するに幹部候補ってことですか?

経理、営業、人事、財務、経営企画。
優秀な人にはいろんな職場を経験させようというアレ。
配置転換をするときの決まり文句。

「嘘つけ!」
ってハナシです。

顧客との癒着を防ぐ趣旨であったり、
人間関係の問題だったり、
楽をさせないためであると言えます。
基本的に異動や転勤は勤め人にとっては大きなマイナスイベントです。

慣れた仕事から離れるのは問答無用でマイナス

社員は様々なことができた方がいい?
それは会社の都合です。
沢山の業務ができる社員がいた方が便利なのは会社ですよ。
急に製造が居なくなった時に、
営業から人を移動させても使える。

採用するまでに現場を回すことができます。
給料は1.5倍になりませんが、
人間の使い勝手は1.5倍以上に高まります。

多能工化させることは会社にとってはとても便利なのです。

例えばコンビニで全部の業務ができるスタッフは重宝するはずです。
居酒屋も同じく、フロント業務から調理業務までできるバイトは重宝します。

重宝できる奴が長時間働いてくれると
会社は大儲けです。
まさにそこが利益の源です。

自衛せよ(エクペクテーションコントロール)

勤め人+アルファで成功していくためには
勤め人として忙しくなってはいけません。

そのためには

「優秀な人材と勘違いされてはいけない」
のです。
「無能」の烙印を押されてもいけませんが。
「使えるヤツ」になっても絶対ダメです。

最高のポジションとは

「コイツはこの仕事はまあまあだけど、他では使えないな」

ここです。
ココなのです。
そしてその仕事は自分にとってストレスが軽く、
時間の拘束も少ない仕事になるようにコントロールしましょう。

確かに会社の意図はコントロールできませんが、
あえて「出来る社員」であることを隠したり、
「過度に」成果を出さないようにすることはできます。

例えば私、
最初は金融法人営業をやりたいと思って、希望を出していましたが、
想像以上に営業はキツイ仕事で、
債権回収という業務が楽だと気が付きました。

何といっても
① 客に頭を下げる必要がない。(こっちは債権者、相手は延滞債務者)
② 法律の規制があって夜8時以降の督促は禁止。(残業の限界)
③ 自分が勉強してきた法律の仕事(既に勉強済)

と言うわけで、私にとってまさに楽勝仕事が債権回収だったのです。
それに気づいてからは私は営業職への異動を申し出なくなりました。

管理職になるな!

他人のマネジメントは極めて難しい仕事

安住の地(低ストレス、短時間労働)を手に入れても安心してはいけません。
その仕事で結果を出しすぎたり、
年齢を重ねてくると、
「昇進」
人のマネジメントをする仕事をするように命じられます。

これが極めてアホな日本企業の文化ですが、
現場職とマネジメント職は全く種類が違うのに、
現場職で結果が出ている人をマネジメント職に付けがちという
悪い習慣があります。

これに乗せられないことが重要です。
自分で仕事を回すのは簡単ですが、
他人のことはハッキリ言って分かりません。

正直自分の子供でさえ、妻でさえ
理解しきることは難しいのに、
そんな一番理解しなければいけない相手を差し置いて、
赤の他人のマネジメントをするなんて
最高難易度の仕事であると言っても過言ではありません。

「一回経験」もしなくていい

一回部長にでもなってから現場に戻されたら、

「都落ち」とか言われて、働きにくくなります。
低ストレスが実現できなくなります。

極力、出世は拒否しましょう。
そもそも声がかからないようにするのがベスト。
最悪声をかけられてももっともらしい理由で断りましょう。

親の介護とか家族の病気を理由に断ってもいいです。
それほど、回避すべきイベントです。

正直今の職場でも優秀な若手が
マネジメント的な立場になって、
必死で働いているのを見ると、
かわいそうになります。

理想は管理職になる歳までには+アルファで自立できるレベルに

やはり管理職になる30代半ばまでには
不動産投資でもなんでも、
辞めてもやっていけるレベルの「安定的キャッシュフロー」を作っておくべきです。

新卒からそれを目指して結婚も後回しにして、
サウザーラジオを何回も聞いていれば絶対実現できるはずです。

GOOD LUCK!!!
(※私は今の会社にはフルコミットですのでご参考まで。)