トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ

健康

恋愛工学研究所所長の藤沢数希所長がメルマガ「金融日記」でおススメしていたので購入しました。
恋愛工学研究所には現役の医師やエリートサラリーマンが多く在籍しています。
所長自身も元外資系金融機関のトレーダーで、リーマンショックをきっかけに独立したようで、私の知り合いにもそのような金融マンは結構います。

私自身もリーマンショック前までは、実際にリーマンブラザーズとも取引がありましたし、ゴールドマンサックスやモルガンスタンレー、メリルリンチ、さらに日本の総合商社も不良債権市場に参入していたので、「この人達がエリートですか」と羨望のまなざしで見ていました。

リーマンショックを契機に次々クビになっていくのを見て、厳しい世界だなと思ったものです。

さて、話はいきなりズレましたが、今日もおススメ書籍の紹介です。この本は私も読んでみて、従来のダイエット本の集大成だなと思います。

違いはやはり、「インスリンの分泌」に注目している点でしょう。ただ、単純に糖質制限本ですか?
と、思えばそれは違って、加工食品全般を「避けるべき食品」と、している点で、オーガニック系や、ちょっとベジタリアン的なセンスも垣間見えます。
一方で動物の肉や乳製品は肯定しています。
ただし、完全草食で育てた肉がベストと言ってもいますし、やはりオーガニック食がおススメされています。
モチロン新鮮なフルーツもOKというわけです。

そして極めつけが「間欠的ファスティング」がまさにこの医師(Mr. Jason Fung)の主張の根幹にあります。
ここだけ切り取るとズコーです(笑)。

日本でも断食、1日1食、40過ぎたら食べるな!
という主張が従来からありました。
結局間欠的(絶え間なく)ファスティング(自分の意思による断食)が体重を健康にする。
筋トレ時もファスティングはOK
ファスティングをしても筋肉は落ちない
と、いうことです。

実はこの結論はこの本の最後10%程に書かれていて、
そこに至る迄には、従来からあるダイエット方法(カロリー制限や糖質制限など)を批判して論破していくという膨大な作業に費やされています。

人類は飽食の時代になって、何度も
「新しいダイエット方法、食材を発見してきた」
が、結局それは我々が忘れていた食生活であり、昔からあったのだと。

要するに「規則正しい食事は太る」
ってことで、断食しかないなと(笑)。

毎日2000kcal摂取するよりも
3日に1日 3,000kcal、残り2日は500kcalにすればトータルで前者は6,000、後者は4,000で圧倒的に間欠的ファスティングが痩せるという、身も蓋もない結論に至ります。

でもまあ、最終的にその結論に至ることは極めて合理的で、誠実なんだなーと思います。
そもそも人類は長期の飢餓を乗り越えて生き残っているわけで、まさにその長い飢餓の歴史は食べられる日もあれば食べられない日もある。

そして、食べられない日がいかに長く続いても生存するか?ということを主眼に進化している。

断食をして筋肉が落ちるような進化をしてきたら、生き残れるはずがありません。
長期のファスティングをすると成長ホルモンが分泌されて、筋肉が発達して若返る。
という、まさに日本の「南雲先生」も言うところの「サーチュン遺伝子」的な主張も一致しています。

まーこれでダイエット方法はファイナルアンサーだな。
といった印象です。

当然精製された穀物はNGなので、私もコンビニオニギリは今日から辞めざるを得ません。
ただ、結局ファスティングだ!という話なので、細かいところは気にしなくていいらしいです。

むしろ毎日のカロリー制限はよくないらしく、
食事と食事の間隔は長ければ長い程よい。
さらに体脂肪率4%までは断食はいくらやってもOKだそうで。

確かに人間は飢えれば飢えるほど、身体能力を最大限引き出して、知能をフル回転させて食料をゲットしてきたのだと思います。

〇 高い木の上にある鳥の巣の卵をゲットする。
〇 大型動物を集団で狩る
〇 地中の可食植物を発見する

などなど。
原始に帰れ!ってことですね。
早速導入してみます。

カロリー収支の概念は1週間、1カ月単位で収支計算されればよくて、ドカ食い→ファスティング→ドカ食い→ファスティングもOKみたいですけど、まあ、ドカ食いは良くありませんね。

というわけで、思いつく感想をつらつらと書いてみました。
是非ご参考に。
私は途中飛ばして読んだ部分も多いので、再度読み返して、加筆するか、新しい記事で補足します。

GOOD LUCK