サラリーマン(給与所得者)の源泉徴収制度

サラリーマンは確定申告をしたことがない人が大多数ではないでしょうか?
そもそも確定申告制度こそが基本であり、
源泉徴収票を1枚ペラっと渡されて終わるというのは
「例外」であることをご存じでない方が多いと思います。
この源泉徴収制度こそが、頭を取られた状態の奴隷のような国民を作り出すシステムなのです。

どういうことか?
この源泉徴収をやられると、サラリーマンは自分の収入がなぜ、この金額なのかを
全く考えなくなります。
源泉徴収票を見て

「あーなんか少ないなー」

と、思うだけで、

「じゃあ切り詰めて頑張らないと」

で思考停止です。
なぜ自分の給与から色々なものがとられて、自分の手元に入ってこないのかを
考えなくなってしまいます。
どういう理由で自分の稼ぎがこの程度なのか?
思考しなくなってしまいます。
そして対策は「もっと残業する」という究極の奴隷が誕生してしまうのです。

私は28歳から源泉徴収制度を抜け出して、
確定申告を始めました。
知り合いの会社の業務を受託して副業を開始したのです。
月5万円の商売でしたが、これを事業所得として確定申告をして
経費を計上して、払いすぎた所得税を還付してもらいました。
住民税も減り、子供の保育園料金も下がりました。

しかしこの確定申告に事業性なし!
と判断され、のちに追徴税を課せられることになってしまいますが。

しかし、これはマイナスなのでしょうか?

いえ、まったく違います。
私は減った税金を使って、不動産を買い進めました。
そして追徴課税(500万)を食らった時には不動産からの収益が
毎月20万以上手取りでありましたので、
それを使って一気に税金を払いました。

もし、浪費していたら私は再起不能のダメージを負っていたことでしょう。
そうです、不動産が助けてくれたと言っても過言ではありません。

さて、またしても話がそれそれ、逸れ逸れ、ソレソレ、ソレソレ♪
ソイヤ!ソイヤ!ソイヤ!
と、私の気持ちが乗って、まさにお祭り状態です。
我慢して話を戻します。

源泉徴収制度とは何かというと、
Wikipediaで調べればわかることですが、
もともとは「戦争の費用を効率的に徴収するための制度」
でした。
戦争が終わっても、
「これは便利だ」
ということで日本だけはこのシステムを使い続けています。

この弊害は先ほど説明した通りです。

このシステムの恐ろしい点はもう1つあります。
カネの流れを見てください。

源泉徴収制度
①給料発生
②まず国が持っていく
③国が持って行った残りをサラリーマンがもらう
④サラリーマンが必要な生活費や経費を払う。

このようなフローになっております。

しかし企業家や事業者は違いますよ。
①売上が立つ(サラリーマンの給与に相当する)
②経費を払う。
③確定申告をして国が持っていく
④生活費を払う

まず先に国にとられるのが源泉徴収制度です。
経費を払う前に持っていかれるのです。
企業家や事業者はまず経費を払います。
しかる後に税金を払います。
おまけに事業者は④を③に切り替えることがやりやすいのです。
そもそも経費なのか?生活費なのか?
は、意外にあいまいです。

様々なジャンルの情報を扱うブロガーなどは発信する情報に関連する
買い物は全部経費にできるでしょう。
これがどれほど有利なことかは、事業家に聞いてみたらよろしい。

10(とお)、5(ご)、3(さん)、1(ぴん)
という俗語を知っているでしょうか?
これは収入を把握されている割合を示します。
10は サラリーマン、会社は払ったカネを正直に政府に報告しますからね。全部わかります。
5 は 事業者です。その売り上げのすべてを把握することは難しく、意図的に隠そうとすれば隠せます。5割しかその収入を把握できないという意味です。
3 は 農業、林業らしいですね。その辺で野菜を育てて、親戚にあげて、お礼に10万貰っても分かりません。

1 は政治家です。これは皮肉の意味でしょう。政治家の給料は10です。ただのジョークです。

このようにサラリーマンは完全に家畜です。
百姓と菜種は絞れば絞るほどよく出るものなり。
サラリーマン=百姓です。

士農工商のの農です。
民主主義、主権者とおだてられても所詮は奴隷、家畜に近い存在です。
さあ頭につながれたプラグを外し、事業者の世界に小さな一歩を踏み出しましょう。

あ、確定申告する側になれるからと言って、くれぐれも新築ワンルームとか買わないでくださいよ(笑)