日銀の作戦は失敗した。
安倍総理の発言からもう7年も経ちましたが、
インフレ率はご覧の通り。
2014年に2.76になっていますが、
これは消費税を5%から8%に上げたせいです。
実質的にはマイナス。
あれだけ大量のマネーを供給したのにインフレにできなかったのです。
一方日銀は国債を買いまくってお金を供給し続け、
金利がゼロ近辺に張り付くという異常事態が続いています。
つまり、デフレは貨幣の量を増やしても
解消しないという事を証明しました。
であれば何をしなければいけないのか?
それは財政赤字の拡大です。
田中角栄の列島改造
田中内閣(1972年7月~1974年12月)のインフレ率は
上記の図では範囲外ですが、
相当高かったのでしょう。
このような時期には市中のマネーを吸収するべく、
消費増税、所得税、法人税、
すべての税率を上げて景気の過熱を抑えなければいけません。
インフレ率が下がり切った
1989年以降には逆の政策を取らなければいけなかったのです。
これが日本の失政でしょう。
デフレは貨幣現象ではない
やはり、デフレは需要と供給の差です。
つまり、
日本は圧倒的に需要が低い状態なのです。
この需要を増やせるのは政府部門だけです。
そして政府部門は財政赤字をいくら増やしても問題ありません。
なぜならば国債を発行することができ、
日本銀行という子会社がいくらでもお金を印刷(実際紙にはしないかもしれませんが)できるからです。
この政策が取られない限りは
日本経済はどんどん貧困化するでしょう。
政府部門を黒字化するということは、即ち、
民間を赤字にしてしまうことなのですから。
今般の新コロナウィルスの騒動で、
日本の需要は首つりをしている人の足を引っ張る様に落ちるでしょう。
これは日本が数十年以内に、フィリピンや、カンボジアレベルの
貧困国に落ちることを意味します。
このままの政策が取られる限りはそうです。
没落していく日本で勝利するための戦略
勤め人+アルファのスキームを早期に確立する。
(この先10年)
息子らも同じように勤め人+アルファのスキームに乗せる。
親子で資産(貸家)を増やして資産を厚くしていく。
もうこれしか思いつきません。
政府がお金を吸い上げるより早く、
賢く、お金を集める以外に方法はありません。
そしてそのお金を集める手段が、
「商品」つまり、ビジネスです。
私は貸家以外に思いつかないので、貸家一本で行きます。
株式も買いますが、
これは主砲にはなりえません。
流動性の高い現金に近い存在としての運用です。
政府はこれから不景気で死にかけている国民を、
さらに税金で締め上げる作戦です。
この政府の作戦を理解した上で戦略を建てなければいけません。
それはズバリ、増大する貧困層を顧客としたビジネスプランに他なりません。
圧倒的多数の貧困階層に適切なサービスを届ける。
これしかないのです。
本当に残念ですが、
これしか。
をはり