「妻に相談して決めます」

買い方の話

これは断り文句だと解釈して差支えない

男子たるもの、
妻に相談して決めます。
と、回答する場合には覚悟しておく必要がある。

そもそも、交渉の場に立っている以上、
妻に相談する必要があって、
事前にダメだと言われる可能性があるのであれば、
交渉の場に来るべきではない。

最終意思決定権者として登場しないのであれば、
「そもそも来るなよ。」
という話なのである。

勤め人をやっていると時折この場面に出くわす。
多くは転職活動だが。
このキーワードが出た時点でアウトである。
採用しても妻と相談してやめるだろう。
お前は嫁の奴隷なのか?と。

家を買う時や車を買う時なども家族の相談は必要だろう。
であれば、そもそも嫁を連れてこいと言う話だ。
相手も商売である。
タイムイズマネー。
相手の時間を奪うのは法律では罪とはされていないが、
ビジネス上の犯罪行為と言って差し支えない。

ガキの使いである。

かく言う私も嫁には事前に観測衛星を打ち上げる

私も勤め人を定年まで引っ張れる自信がないので、
今の勤務先をやめた場合については色々議論を重ねている。

とはいえ、決めるのは私である。
家庭の維持に必要なキャッシュを稼いでくる以上は、
犯罪以外は何をしてもいい。
何をしてもいいのだが、
必要なカネは家庭に供給する責任がある。

何をするかは最後、私の判断である。
とはいえ、勝手に仕事をやめてきて、
家庭にお金がない。
という状態は、男子一生の恥である。

それだけはダメだ。
愛人をこしらえようが、外に子供を作ろうが、
極論、それぞれの家庭の女に十分なキャッシュを供給し、
円満であるのであれば良い。と、思っている。

残念なお知らせだが、
私はこれは2つが限界だと思うし、
私の甲斐性では1つで精いっぱいである。

二人目の女性が自力で稼いで、
私の経済的支援は不要。
それでも私と一緒にいる時間が欲しい。
という話なら、成立しないことはないが、
さらに残念なお知らせである。

そんな女性は40年以上生きてきて会ったことがない。
せいぜい実の母親くらいではなかろうか?
他人である嫁を貰うには稼ぎの半分を献上する覚悟が必要なのである。
そこまでして、やっと、男の子供を産み、育ててくれるのである。

つくづく家族は高い。
高いが、カネでは買えない。
カネでは買えないものを買おうとして人は稼ぐのである。

嫁は当然、転職はOKでも勤め人が良いだろうと言う

勤め先をやめることは妻はOKである。
ただし、
転職して、勤め人を継続することを希望している。
これはあくまでも「希望」である。
最終的な意思決定権は私に留保されているのだ。

稼いでカネを家庭に入れるのであればどうでもいい。
これが本質である。

妻は確かに実家の相続で十分な資産とキャッシュフローを手に入れているが、
兄、姉、義母がいる。
彼ら全員の老後から、死までを面倒見るために、
義父が懸命に維持し、債務を返済して残ったのが、妻の相続した財産なのだ。

当然、私はこれに手を付ける権利はない。
妻はここから上がる収益は全て、法人に留保している。
役員報酬もゼロで、私の3号被保険者として、年金も確保。
生活費は私の稼ぎから毎年400万円の上納を受けている。

税引き後のキャッシュで400万円だ。
家賃、水光熱費、教育費も全て私負担なので、
食費と子供の被服費、公立小学校への支払いや塾は負担するが、
400万円は十分な金額であろう。

この上納金とインフラ(家等)が維持される限り、
妻は私の子供を育てるという貢献をしてくれるのである。
洗濯もする。食事は余ったら私も頂く。

自分が相続した資産は全て留保。
旦那から毎年400万取る。
このシステムは実に快適だ。
これは私のストレスにより維持されているのだが、
そんなことは彼女の知ったことではないのである。

男子たるもの、それに愚痴を言ってはならん。
自分の子を産み、育ててくれる女がいて、
それなりに愛し、尊重されているというのはプライスレス。
まさにカネでは買えない価値なのだ。

黙って稼ぎ、払う。
それに腹を立て、あまつさえ妻に文句をいうなど、
SAT家はそんな教育はしていない。

文句があったら、2,000万円ではなく、
4,000万円稼いでくれば良い。
笑顔で払い、さらに稼いだキャッシュで、
第二夫人、第三夫人を養ったらよろしい。
それで第一夫人が離婚してしまうならそれまでの甲斐性ということである。

私はそこまで性欲が強くないし、
渋沢栄一公のように多数の愛人を満足させ続けるパワーもない。
全くもって情けないことである。

嫁は嫁、俺は俺、子は子

SAT家の拡大・発展が目標ではあるが、
私の性格上、最後は個人主義である。
それぞれの自由意思で、家から離れるもよし、
家と近い距離で経済圏を構築するもよしである。

私は完全に親父の経済圏から離れた。
兄も一旦離れたが、結局都会で子供5人を作って、摩耗して、身体を壊し、
親父の経済圏に戻り、助けを求めた。
弟も親父の経済圏から離脱。まだ何とかやれているようだ。

子供らも離れるもよし、
近にいるもよし、
一旦離れて玉砕して帰ってくるもよし。

自由にしたらいい。
というか、そもそも強制する権利もない。
一定のメリットを示して、
経済圏に残るように促すことしかできない。
そういう時代だ。

江戸時代でも戦国時代でも明治でもない。
現代はそういう時代だ。
ただ、個人として生きるのに、
どんどん厳しくなってきている。
五公五民である。
恐らく正解は家族、親族経済圏で、非課税の取引を増やして
物々交換、生活・生産設備を共有して、コストを抑えるべきだ。

いずれにしても3人の息子が自立(大卒22歳、浪人等を含めて+3年程度)するまで
あと15年だ。
勤め人を継続すればするほど、後半は楽になる。
資産も確実に増えている。

焦って独立して、ヘタを打つ必要はない。
勤め人はストレスが多いものの、私が就職したころのような
あからさまなブラック環境はほぼない。
先ずは目先の1年を目標に定めて、
とりあえず1ヶ月頑張る。
今日1日出勤する。
それの繰り返しだ。

我慢の限界を迎えたら、
自分の物件の自主管理と、セルフリフォーム。
借金の踏み倒しコンサルや金貸しで生きたらいい。
時間を味方にして余力を持って目先の敵と戦おう。

そのためには不動産を並走させるのが最適だ。
株はナンタラショックで一時期沈むだろう。
くれぐれも銘柄には気を付けて欲しい。

をはり