支出の取り合いを制する

法人の話

資本主義で勝つための2つの要諦

私の勤め人の仕事は企業再建なのだが、
方法は2つしかない。
① 売上を上げる
② コストを下げる

之だけだ。
逆にこれは資本主義を制するためのルールでもあり、
企業だけなく、個人でも同じことである。

SNSでは、年収〇〇万円!
株取引で月収〇〇万円!
不動産で以下略。

これは①稼ぎました自慢である。
SNSなので、稼ぎました!という情報に釣られて来たヤツをカモにして
自分の売上にしてやろうという意図が見えるのだが、
まあそういうことだ。

もう1つは「ミニマリスト」「田舎暮らし」
というコストを抑えることをアピールする人もいる。
これは②コスト=支出を下げる事例である。

①と②を組み合わせると、
資本主義で勝てる。

②をやり過ぎると①が下がる(場合が多い)ので、
このバランスをどのようにコントロールするか?
それがまさに「経営」ということである。

従業員の給料を下げれば、
当然販管費が下がる。
販管費が下がれば利益が出る。
しかし、
従業員のやる気が下がるので、
売上も下がる。
結果、利益が最大化する給与はいくらか?
ここが難しい。

ザルで水はすくえない

給料が1,000万円というのは実はたいしたことない。
ソコソコの大学を出て、
良い企業に入った40代であれば大体の人が到達する水準である。

この年代は、子供の教育費やら親の介護で、
支出が多いのだ。
給料とは労働力回復のコスト見合いなので、
40代のオッサン、オバサンの給料が高いのは当たり前である。

まあ、それでも1,000万円は一つの目安としてちょうどいい。

仮に年収1,000万円ずつ夫婦共働きで稼いでいる夫婦がいるとする。

この年収になると、税金が高い。
そこで政府は「住宅ローンの残高」に応じて減税すると言うエサを撒く。
案の定40代のパワーカップル(笑)が食いついて
マンションを買う。
35年奴隷の完成だ。
金利は0.1かもしれないが、
そもそも5,000万円のモノを1億円で買わされているので、
金利の問題じゃない。

いくら高い年収を得ていたとしても、
教育、介護、住宅に支払わなければならないので、
支出が増えて、結局貧しいままである。

大事なのは支出の管理だ。

賢い支出とは「支出しないこと」である

高年収になればなるほど、
低支出の人に学ばねばならない。

実は私自身、
この支出と格闘する日々だ。

長男に関してはSAPIXから私立受験というバカなことをした。
「子供の教育」と言えばだれでも払ってしまう。
賢い人でも財布の紐がユルユルになる。

私も大いに騙された。
妻などは騙されたことに気づいてもいない。

外食はゼロで問題ないし、
旅行などする必要がない。
自宅にかなりのコストを払っておきながら、
旅行して外泊すると言う愚行も正しいと思われている。

実際行ってみて楽しかった?
私も何度か旅行したけど、単に疲れたよ。

ゴールデンウィークに旅行するより、
毎日がゴールデンウィークのような財務状態を作りたいよ俺は。

消費を煽る情報があふれる世界

世の中目を開けば、耳を澄ませば、いや澄まさなくても、
消費を煽る情報にあふれている。

誰かの支出が、誰かの売上なのだ。

①売り上げを上げること
②支出を下げること

これはまさに経済学で言うところの合成の誤謬というヤツで、
個々人では正しいことだが、
全員がこれをやってしまうと、
結局全員が貧しくなるという話である。

なぜならば誰かが支出するから、
売上になるのだから。

結局誰もが金(カネ)を支払いまくるのが、
全体としてハッピーになる。
資本主義のルールなのである。

しかし!

しかしである。

全員がやることをあえて逆をやると、
儲かるのもまた真実。

全体の幸福のことなど知ったことじゃない。

消費を煽る情報は所詮、
私たちのカネを奪おうとする、悪の組織の詐欺だと思って、
ぐっと我慢しよう。
コメ、納豆、みそ汁だけ食って、
酒は飲まず、服は西松屋。

貯めまくって貸家を買い、
貸して金(カネ)を得よう。

資本主義の車の両輪とは売上と支出である。

をはり