知り合いの息子が国立大学に合格した話

相続・教育・次世代

実にうらやましい

勤め人の知り合いの息子さんが、某国立大学の医学部に合格した。
本当にめでたいやら、うらやましいやらだ。

しかしである。
その知り合いは医者ではない。
即ち息子は初代となるわけだ。
初代医者としてまずは、研修を終えて、勤務医になるだろう。
現役で合格しているから、6年、25歳から医者人生がスタートするのだろう。
それから3年程は仕事を覚えたり、勉強でてんやわんやだろう。

28歳くらいから、将来、経済問題に関心が持てれば、
30歳からは、大家+医者などの方向性で動き始めることが可能かもしれない。
それが出来ればいい方で、
勤め人医者として頑張り続けると、あっという間に40代になるだろう。

個人的には旧帝大の医学部に行くような頭脳でもない限りは、
医者+不動産で事業を回していくべきだと思う。
医者一本でキャリアを積んで、30代後半から40代前半で、開業。
という作戦は厳しいだろう。
そもそも2代目医者が既に縄張りを張っているのだから、
サラリーマンの息子上がりの医者が入り込むマーケットはほぼないと思う。

今からコンビニを始めるようなものである。
駅弁大学の医学部に行けたのなら、なるべくホワイトな労働環境を見つけて、
大家業と勤め人医者のハイブリットで行くのがいいと思う。
医者ではなく、三菱商事にでも入社したのだと割り切ったらいい。

融資も引きやすいだろう。
それでもまだパワーが余るようならWEBの副業でもやって大家業を加速させたらいい。
いずれにしても、最初が肝心だろう。

頑張ってほしい。

SAT家はどうか

©進撃の巨人 諌山先生

進撃の巨人におけるレイス家である。
巨人の寿命は13年しかないから、
たくさん子供が必要なのである。

SAT家には3人の息子がいる。
これらをどのように扱うか。である。
個人主義の現代では、家単位で考えるのは古いと思うかもしれないが、
残念だが、個人主義より強いのが資本主義だ。

個人主義は資本主義により利用しつくされる運命にある。
家族単位を分割されて、世帯数を増やされると、
生活コストが増大していく。
昔は3世代同居が当たり前だったが、
現代では子育てが終わると、子供らは独立した世帯を構成していく。

これが資本家には好都合で、色々なモノが売れる。
家賃が取れる、水道光熱費、トイレも世帯数だけ必要になるし、
洗濯機も、風呂も、全て倍売れるのだ。

合理的に考えたら、一族で集まって集住するのがいい。
私自身は分断された側であるが、
兄弟集住して事業をしていたら、岩手県でも有数の事業体になれていただろう。
私も弟も良い会社のよき勤め人として成果を出せているから、
これを稼業で才能を発揮していたらと思うと残念である。
資本家の策略に見事にハメられた。

さて、まさにレイス家における始祖の巨人。
それが、
大家業なのである。
大家業を中核として、各自が才能を発揮しつつ、稼業として全体を調和させるのがいい。
まあ、その輪から外れたいというヤツがいても仕方がないと思う。

例えば芸能人とか、スポーツ選手とか、あえて勤め人をしたい!とか、
そういう個体は仕方がない。
せめてSAT家が保有する不動産に住んで家賃でも払ってくれればいい。

始祖の巨人ともいうべき大家業を継ぐ一人と、それに派生して生計を立てる者がいる。
そんな経済圏が望ましい。SAT一族経済圏である。
可能であれば兄や弟の子供達も巻き込んでいきたいが、残念ながら、
初代SAT即ち私の経済圏は年商4,000万円程度である。
今後拡大していくが、まだ時間がかかる。

労働集約的なビジネスもない。
労働集約的なビジネスがあると、かなり一族を囲い込めるのだが。
まあそれは次世代以降の課題だ。
私と後継者(今のところ次男かもしれないが、まだ分からない)が時間をかけて
この認識を共有していかないとダメだろう。

2代目は素直でなければならず、優秀過ぎてもいけない。
かといってバカでも怠け者でも困る。
ほどほどの能力者が望ましい。
私のような反骨精神の持ち主では恐らく勤まらないだろう。
難しい。

総資産10億、純資産5億くらいまで行けたら、
盤石になりそうなのだが。

とにかくレイス家みたいに子供は多い方が良いのである。
多産が必要だ。
そうでないと一族としての経済圏が拡大しない。

いかに強かろうと、分断して各個撃破されたら意味がない。

医者は確かに労働力を金銭に交換するにはいい方法だ。
しかしだな。
これが分断されて、各個撃破されたら意味がないのである。

兄弟、家族の関係性が良ければ、
開業して、弟が事務長、不動産事業を妹夫婦が取り仕切るなど、
経済圏として拡大できる。

知り合いは銀行員だから、
経理関係、銀行融資回りを担当してもいいだろう。
そうやって是非『一家』として拡大する戦略を採用してほしいものだ。

くれぐれも大学病院でずっと勤務医をして、
大借金を作って開業医になって、
70歳まで働き詰めみたいな人生にしてほしくない。

18歳の今から家族全体での経済圏構築をいかにするかを考えて欲しい。

私の長男も登校日数ギリギリマンを続けているが、
まあこれはこれで仕方ない。
切り札として囲っておくしかない。
『18歳を過ぎてNEETなら追い出す』と、圧はかけているが、
実際問題、家から追放しても意味がない。

まあ息子が3人いるとはいえ、一人事故死でもしたらあと二人である。
1人家から追い出したら、残りは一人ってことになってしまう。

徳川家康でさえ、御三家を作って将来に備えたのだ。
私の息子は3人で残念ながら打ち止めなのだから、
それぞれ食っていけるように世話はしておかねばなるまい。
保険としての兄弟である。

まあ、どんなあぶれ者でもある程度、
一族の経済圏の中で生活の面倒をみられるようにして、
一族として助け合いながら拡大していくのが良いだろう。

兄貴は岩手県で米を生産すると言う道を選んだが、
この米をもらい、カネを贈与することで、
消費税の課税から自由になれる。

ぶつぶつ交換経済圏により貨幣という集金システムから自由になれるのだ。
そうやって生きていきたい。

をはり