とあるファンドのリターンは2%だ
とあるファンドがある。
金融機関や政府が出資するファンドであるが、
なんと、リターンが2%しかない。
今時、ちょっとした優良企業に融資をしても2%程度のリターンはある。
それが2%で「エクイティ出資」である、
ハイリスク・ローリターンの極みだ。
まあ政府が出資しているのだから、
政策的な意図があるのだろう。
それでヨシとしているのかもしれぬ。
大体政府系ファンドは損を出すことも多いのだから、
マイナスにならないだけマシなのかもしれない。
それでいて、〇〇に出資して政策を実現した!
となれば、カネ出すだけで何か仕事をしたアピールにもなるし、
おまけに出資したカネが全額戻ってくるのであれば、
政府としても、官僚としても、こんな楽な仕事はない。
一方で出資する金融機関も、
広告宣伝になるという意味がある。
政府が出資するファンドに、金融機関としても出資して、
社会貢献しています!
みたいな効果が得られるのだ。
であるからこそのリターン2%ってわけだ。
金融機関の投資運用部門はもっと要求リターンが高いだろう。
10%程度は欲しいと思うだろう。
そりゃそうだ。
私でさえ、レバレッジを掛ければ20%程度で「安定的に」回すことは可能である。
ファンド運営コスト、成功報酬を控除して、ネットリターンで
10%程度は欲しいだろう。
パーティ代は出資者からのカネで支払われている
ファンドが投資家向けにパーティをするのは、
投資を集めるためである。
その金はどこから出ているのか?
当然、出資者が出したカネを運用して得た収益の一部が当てられているのだ。
まあ、そこで言うべき言葉は1つであろう。
「そんな金と時間があるなら、リターンに回すか、働いてリターンを出せ」
これである。
つまり出資者を集めてパーティをするファンドは、
リターンに自信がないのだ。
リターンを出す自信がないから、
そんなイベントを使って出資者をごまかそうとしているのだ。
私ならそんなファンドには出資しない。
ファンドマネージャーは投資、リターンを出すことが死ぬほど好きで、
パーティなんかしている暇があったら、
案件発掘、パフォーマンスの改善に集中したい!
というファンドに出資したい。
キラキラしたファンドは特に危ない。
そのキラキラは、出資者のリターンから支払われている。
最悪の場合には出資者の投資元本から支払われ、
投資元本が棄損してしまっているのかもしれない…。
SAT債はただ5%を支払うだけの債券
私もSAT債を2,000万円弱という小規模だが発券している。
ただ、ただ、5%を支払うだけの債券である。
これは将来ファンドを立ち上げる時の練習であり、
いずれ大規模にやるための練習である。
銀行から融資を受けるのが手っ取り早いのだが、
銀行が貸さないプロジェクトの資金調達は
投資家から受ける必要がある。
そんな時に使わせてもらいたいという訳だ。
今のところ出資者3名、総額1,500万円程度で、
あと1名か2名が限界だ。
1口100万円、返済期間1年、金利5%/年である。
まあ、毎月元本の返済が発生するので、
1年で5万円の利息とはならない。
大体25,000円だろう。
私個人の確定申告書、法人決算書が開示されるサービスがある。
銀行が金を貸すのと同じ書類を提出する。
私も個人情報を出すので、一度面談させて頂いた上で行う。
興味があれば是非。
をはり