永遠のテーマである
家を買うのか?賃貸でいくのか?
朝はパンを食べるのか、ごはんか。
ダイエットは食事制限か、運動か。
これと並ぶテーマである、持ち家か賃貸なのか。
尽きることがないこの議論に終止符を打ちたい今日この頃です。
以前も書きました(前回記事参照)が。
さて、この議論。
2極的な対立になっていますが、
実際にはどうでしょう?
結婚してからしばらくは賃貸。
子供ができてしばらくしてから新居を建築。
子供の自立とともに新築マンションに住み替えて、新居は賃貸に。
老後はマンションを売却して老人介護施設へ入居。
そんな未来も考えられますね。
しかし、上記赤色の字をよく見てください。
人生で新築の戸建を買い、新築のマンションに住み替えるなんて、
そんな離れ業ができるのでしょうか。
これを離れ業と言わずして何というか。
そもそも30歳で35年の住宅ローンを組んだら65歳まで身動きとれませんけど!
売却してローンを完済するとか適当なセールストーク。
大体損を出して売るハメになります。
大体国民全員が目指すような『理想的なライフスタイル』なんてものはね、
企業が消費するように煽った結果できているのであって、
こんなモデルに従って生きたら、
奴隷のような人生を送るハメになるでしょう。
いずれにしても新築の戸建、マンションを買うとその瞬間に債務超過確定であり、
債務超過の解消のために当面ローンを支払い続けることになります。
繰り返しますが、自宅というカネを産まない財産に対して
ローンを組むのは消費者ローンと大差がありません。
カードのリボ払いと同類の行為です。
自宅に金をかけていい人と言うのは、
十分にキャッシュの余力があって、
贅沢費、コストとして割り切って買える富裕層だけです。
そもそも給料しか稼ぎのない貧困労働者階級が、
家なんて持っても、それは持っているのではありません。
不動産屋、銀行、国家に『もたされている』のです。
その証拠にオーナー様になったつもりの
サラリーマン所有者はどうですか?
① 不動産屋に利益を払い。管理費を払う。
② 銀行に金利を払う。
③ 国家に固定資産税を払う。
これは持っているのではありません。
持たされているのです。
これらを支払うためにせっせと体が動かなくなるまで労働するのです。
これは新奴隷制度です。
欧米で導入された奴隷制度は強制労働でしたが、
日本の奴隷制度は奴隷自ら率先して奴隷になる奴隷制度です。
大変よくできた奴隷制度ではありませんか!
さて、ちょっと自分の境遇と重なり、盛り上がってしまいましたね。
要するに新築で家なんて買ったらダメという話です。
同様に中古購入でも、賃貸でも身の丈を超えた買い方借り方をしたら
ダメです。
自分の年収の2割程度に住居費は抑えたい。
月給20万円であれば4万円の家に住みましょう。
年収500万ならば年間100万円で、家賃は8万円迄!
1,000万円ならば16万円!
ここまで抑えておけば何かあっても身動きできます。
身動きができないままサバンナで寝っ転がっていたら
ライオンに食われます。
余力を残して、動ける(引っ越し、売却)、身軽な状況で
働き、資産を蓄えるべきなのです。
同様に住宅ローンの支払も年収の2割迄!
総額よりも月々の支払額で見た方がいいです。
あんたみたいな月給の2割で払える家なんだから、
誰でも買えるわよ!
という金額で買える、借りられる家というのは流動性が高いのです。
売るにしても借りるにしてもです。
そうして貯めた資金を貸家を買うために一気に投じるのです!
これが投資ではありませんか!
まとめます。
賃貸でも購入でもいい、支払は稼ぎの2割にしておけ。
これです。
気を付けないといけないのが、マンションの場合の管理費修繕積立金ですね。
これも当然のように2割の範囲に含めること。
さらに当然ですけど、固定資産税・都市計画税を含めて2割の範囲に収めることですよ。
一般的な住宅ローンは返済割合が収入の24%迄と言いますが、
高いですわ。
将来資産形成をするならば当然20%以下です。
それも不動産にまつわる支払一切含めての20%。
アリとキリギリスの話をしっていますか?
ちなみに私は家賃17万5千円(月)ですが、
このうち8万円が家賃補助として勤め先から支給されています。
よって手出しは9万5千円です。
まあ更新料は私負担なので大体11万円の住居費ですね。
11万円÷20%×12カ月=660万円
大体年収660万円の人の生活っぷりだと思ってください。
これを低く、低く抑えることが、富裕層への道だと思います。
と言うわけで、賃貸か、持ち家か、どっちが有利か?
という議論にはほとんど意味がありません。
高い家を買ったらダメですし、
高い家賃の家に住んだらカネは貯まりません。
節約して不動産投資するためのカネを貯めろっちゅー話になりますね。
住居費は今すぐ見直して、1円でも、そう、1円でも多く投資に回せるように
貯めていきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。