と、ジョブズは言っていたそうだ
やはり偉大な人は違う。
私はこう答えるだろう
「いえ、偉大になりたいとは思いません」
と。
ほどほどの努力で、
再現性のある方法を用いて、
平均より高い成果を出せれば十分である。
大学受験もそうだ。
一流大学とは早慶上智と国立大学で言うと旧帝大までだと思うが、
毎年数万人の合格者が出る。
こんなものをクリアするのは全く難しくない。
学歴程度は他にやりたいことがあっても片手間で取っておいていいだろう。
勤め人で平均以上の給与を得る。
これも難しいことではない。
しかし、偉大なことでもない。
ホワイト企業でありながら、平均以上の給与収入を得るということは、
どうせ働くんだから。
ホワイト企業で働きつつ、
大家になる。
これも偉大でもなんでもない。
小遣い稼ぎである。
偉大なことを成し遂げるにはリスクを取らなければならない。
つまりソコソコを成し遂げるには、ソコソコのリスクを取ればいい。
という意味にも取れる。
スティーブ・ジョブズの偉大な言葉を、
1割に希釈して、しょうもない言葉にしてしまった。
だが、私は残念ながら小市民である。
小市民で何が悪い!
と、開き直った小市民である。
誰もが経営者になったら、
経営者を支える勤め人になる人がいなくなるじゃないか?
天才を天才たらしめるのは大多数の凡人なのである。
「凡人のすゝめ」だ。
賢人の言葉を引用する人は大体たいしたことないのだ。
まあ、極論かもしれないが、
ネット詐欺師どもはよく偉人の言葉を引用して、バカを集めて金を出させる。
偉人もかわいそうだ。
私など真面目な凡人だから、
ジョブズの言葉を水で薄めてから飲み込む。
ジョブズには悪いが、
ジョブズの言葉はアルコール度数の高い酒みたいなものである。
ゲホッ、ゲホッってなるのだ。
私のような凡人には飲めない。
全くもって無理なのだ。
1週間や2週間、頑張って1カ月は飲めるかもしれないが、
一生そんなことを続けることはできない。
凡人は偉人の言葉を感動して実行に移しても3日坊主だ。
攻めて3割以下に水で薄めて少しずつ飲むのが良い。
をはり