大切なのはチャレンジ回数×成功率

考え方

人生の全てに通用する成功の法則

大学受験の話をしよう。
東大に一発合格する頭脳があれば、
成功率は100%だ。
東大は1年に2回(前期、後期)しか受験できない。
前期の合格率50%、後期の合格率20%の人がいたとしよう。

この場合両方落ちる確率は
50%×(100%-20%)=40%である。
60%の確率で、前期、後期、どちらか、若しくは両方合格する。
1年浪人すると勉強もするだろうから、
前期60%、後期30%に合格率も上がる。
そしてその場合には
両方で落ちる確率は40%×70%で28%だ。
72%の確率でどちらかには合格する。

この2年間のトータルで考えると、
2年、4回の受験で東大に落ちる確率は
40%×28%=11.2%だ。

逆に言うと、88.8%の確率で2年、4回の受験で
東大生になることができるのだ。
まあこの確率を出せるなら、東大を目指したくもなる。

私も受験生の時はそれほど成績が良くはなかった。
東大20%、慶應40%、早稲田40%、東北大学後期 40%
こんな感じだ。

しかし、4回全て落ちる確率を計算すると、
80%×60%×60%×60%=17%である。
私は83%の確率で、どれかには現役合格できるという計算になった。
結果、私は早稲田大学に合格した。
東大と慶應は落ちた。
東北大学後期は早稲田の方が良かったので受験しなかった。

※但しE判定(20%以下)の場合にはゼロと計算しなければならない。
A判定(80%以上)、B判定(60%)、C判定(40%)、D判定(20%)、E判定(20%以下)
こんな感じの模試の結果を積み上げていった気がする。

女性と交際できる確率も同じ。(出会いの回数)×(ヒット率)

イケメン、高学歴、スタイル良い、若い、未婚の男性がいるとする。
出会う女性の3割(ヒット率30%)がこの男性と付き合いたいと思う男性。
(この確率はかなり高いと思う)

普通の顔、普通の学歴、中肉中背、30歳、バツイチ男性を想定する。
出会う女性の3%(ヒット率)がこの男性と付き合いたいと思う。

ブサイク、低学歴、デブ、オッサン、童貞の男性。
出会う女性の0.1%(ヒット率)しか付き合いたいとは思わない男。

しかし、ブサイク(以下省略)でも結婚はできる。
なぜならば1000人と出会うことができれば1回は付き合えることになるからだ。

一方イケメンでも10人としか出会わなければ、7割の確率で彼女はできない。
ブサイクが1年に1,000人会うほうが、
イケメンで1年に10人しか会わないよりも有利だということになるのだ。

※当然ブサイクは、身だしなみを整える、ダイエット、筋トレをする、良い仕事に就くなどして、ヒット率を1%にでも上げた方が効率は良いことになるが。

つまり、モテるということはヒット率が高いことだと思われがちだが、
本当に重要なのは「何度バッターボックスに立ったのか?」
ということの方がずっと大事なのだ。

出会う人全てと交際するという関係性を想定するわけではないが、
私が人生で出会った女性はおそらく700人くらいだと思う。
そして男女の関係になったことがあるのはせいぜい7人くらいなので、
私のヒット率は1%である。
(ちょっと危ない関係になりそうで、自ら撤収した記憶は5回程度あるので2%程度かも知れない)

私の主観だが、平均より少しマシ程度の私が2%だとすると、
平均的な男性は1%程度ではなかろうか。

さらに、結婚というファクターが介在する場合には、
このヒット率は跳ね上がる。
結婚を急ぐ女性は得てして無理をする。
実は私もこの結婚の要素が強い時期に3人ほど交際している。
平均的な男性は数名と交際経験があって、結婚適齢期に結婚して、
人生仕上がるという流れになる。
実際私もそうなっている。

多数の女性と交際したいという男性は、ヒット率を高めて、
女性と出会う回数を極大化することで、目的を達成することができるだろう。

優良な物件に投資する成功率(物件を見る回数)×(投資家としての熟練度)×(買える=1、買えない=0)

不動産投資で失敗する、
スルガ銀行の原告団みたいな人達は、
ヒット率が高い、買える客である。
しかし、物件を見る回数が1回(スマートデイズから提案された)なので、
1回で買ってしまい、失敗する。
むしろ自己資金もローンを引ける信用もない人の方が失敗しないという意味ではすくわれる。

投資家としての熟練度が低いと成功せず、並みの物件しか買えない。
並みの物件を買えるどころではなく、
この熟練度が低いことで、「クソ物件」を買ってしまうと言う、
致命的な失敗を犯してしまうことになる。
であるから、前提として投資家としての熟練度は100%に近づけておきたい。

さらに、買えることも重要だ。
キャッシュで購入希望額全額をカバーできればこれも100%にできる。
他の投資家と優良物件を奪い合う場合には、熟練度と買えることを100%にしておくことが前提である。
融資が付くかどうかわからないという状態では、不動産会社も真剣に対応しない。
そもそも情報は出さない。
相手をするだけ時間の無駄だからだ。

そして最も重要なのが「試行回数」である。
100件見た投資家よりも、1000件見た投資家の方が、優良物件を買う可能性が高まる。
受験する回数を増やすように、女性との出会いの数を増やすように、
物件情報に数多く当たること。
これを怠ってはならない。
学力を高めること、男性としての魅力を高めることも大事なように、
投資家としての学習度合を高めることは、特に大家をやるにあたっては特に重要となるのである。

嬉しいことに、女性との出会いを増やすことが、男性としての魅力を高めるのと同じく。
受験の対策模試を受けて復習することが、学力を高めるのと同じく。
物件情報に数多く当たり、分析をすることで、投資家としての熟練度も高まるのである。

人生の9割は実はこの方程式を理解して、
機械的に取り組むことでクリアできる。
残りの1割は運と才能だ。

「俺にはできない」
と、諦めているそこのキミ!

あなたは単純に「試行回数」が足りないだけじゃないか?

つづく