政府の財政を健全にすると、国民の財政は不健全になる。

資本主義の分析

2020年のGDPは戦後最悪の落ち込み。

さもありなんや。
コロナが原因かと言えばそれもある。
もう1つの理由は政府が対策を出し渋っているからである。

自粛を要請して保障はしない。
という、憲法に違反しているようなしていないような、
日本らしいタマムシ色の対策で感染拡大を凌いでいる。

それでも国民の勤勉さで先進国の中では感染拡大を比較的抑え込んでいるのは
お見事としか言いようがない。

そんな中で自民党の中からは今だに「財政健全化」という、
アホなことを言い出している連中がいるようだ。

三橋貴明氏のブログを読めば分かることだが、
政府が自国建て債務を発行しても、
それは単にお金を市場に供給している以上の意味はない。

コロナで経済活動を人為的に制限した上に、
所得が減った国民へ補填をしなければそれはGDPが下がるのは当然である。

政府が黒字になれば国民、企業は赤字になる。

単純に、ごく単純に世界が3人しかいないとして、
3人が3万円持っているとする。
それぞれが必要なモノをお金で取引したとしよう。

A君の収支がプラスになり、
B君の収支がプラスになった。
そしてらC君は絶対にマイナスであろう。

政府の財政を健全化するという事は黒字にするということである。
政府が黒字になった分は間違いなく、民間(企業もしくは国民)が赤字になるのだ。
将来の国民にツケを回すな!
と言うならば、政府部門は赤字にならなければいけないはずだ。

そして最も重要なことだが、
政府には「お金を作る」という権利がある。
企業にも国民にもこの権利はない。
つまり政府は理屈としては「どれだけ赤字になっても倒産することはない」
のである。

今政府がやっていることは、
民間から自分が作ったお金を取り上げていこう!
という政策なのである。
無論、この政策が正しい局面はある。

それは好景気が過度に進行してしまい、インフレになっている状態である。
この状況であれば今の政府の政策は正しい。
しかし、この30年以上の間、物価は下がり続けてきた。

原因は100%政府が赤字を削減し続けているからなのである。

このクダラナイ我慢ゲームはまだまだ続くぞ。

私は良い。
ハッキリ言って勝つ。
3人の子供というハンディを背負っても、
勤め人+アルファという対デフレ型ビジネスを展開するからである。

世の中に借金がなくなることはない。
借金取りという人が嫌がる仕事、それなのに絶対に必要な仕事での専門性を持っているので、一生食うに困ることはない。
マジメに働き続ければ人生ソコソコ楽しくやれる自信がある。

さらにアホな庶民が高値でつかまされて、安値で売る不動産を安く叩いて買い、
家も買えないような貧乏人に貸せば、この不景気が続く経済情勢の中
カネを稼ぎ続けることはできる。

贅沢はできないが、子供に教育を与え、
ヘラヘラ面白可笑しく生きていくことが可能だ。

明らかな失政であるが、
明治の維新志士達のように立ち上がるほど私は情熱がない。
自分の手が届く範囲しか幸せにできないし、
するつもりもない。

身の丈に合わせてやっていくのが良い。

ただ、自民党には票は入れない!

つづく