不動産投資はますます厳しくなるだろう
大家業界で加藤さんを知らない人は「モグリ」だ。
私が不動産投資を志した2005年~2006年。
赤井誠さんと加藤ひろゆきさんがblogをしており、
健美家が生まれ、よっぴーさんが楽待のサイトに登場したあの頃。
今やカリスマとなった加藤さんがVoicyをスタートした。
そもそも大家業と言う業界はブラックボックスで、
一般人にとって不動産業界は全く理解が及ばない世界であったものが、
先駆者たちによって白日の下にさらされた。
その先駆者こそ加藤さんである。
サウザーさんが今、マルクス経済学と
ロバートキヨサキを現代語に翻訳している一方で、
加藤さんは既に15年前から、
清崎氏の理論を日本に導入し、実践していた。
私は当時は芦沢さんの投資手法を崇拝していたので、
加藤さんの投資手法は忌避していたのだが、
アベノミクスで都内ワンルームが暴騰して、10%の区分が買えなくなり、
今は都内の再建築不可戸建という
加藤さんと芦沢さんの中間的な投資手法に行きついた。
ブラックボックスが透明になった。
大家業界が透明化してきたのはここ20年の話だ。
それまでは限られた地主が適当にやっていても成り立つ業界だった。
それを先祖代々の『地主ではない』人たちが
入り込んできて、収益を上げ始めた。
昔なら、岩手県から出てきた私のような田舎者が、
東京都千葉に10件以上の貸家を、
サラリーマンをしながら経営するという事はあり得なかった。
これを可能にしたのがまさに加藤さん、赤井誠さん、健美家というインターネットテクノロジーズだ。
加藤さんは次に行く
先駆者は次にVoicyというメディアに進出して、
さらに大家業を普通の業界にしていく。
これは間違いない。
加藤さんにより大家業界に来た私のような人が
今後沢山入ってくるだろう。
その結果、
不動産投資業界は厳しい業界になっていく。
今まではぬるま湯でも生きていけた大家さんが、
創意工夫をしないと生き残れない世界になっていくだろう。
加藤さんは10年前にも市場を広げ、
そしてまた今、市場を広げようとしている。
それはすなわち市場が健全化することであって、
大家、テナント、銀行。
不動産業界がより一般的になって、普通の業界になることに他ならない。
私はこれを歓迎したいと思う。
大家業はサバイバル市場になる
加藤さんの影響を受けた
サウザーさんがボロ戸建て投資を一般的にしていく
たくさんのプレーヤーが地方戸建に参入する。
この流れは私は読めていた。
私の所有物件を見て欲しい。
都心のみだ。
地方で消耗戦が始まることは知っていた。
だから都心から戦線を広げないようにしていたのである。
だから私は大丈夫。
勤め人+アルファで逃げ切れるだけの資産も形成してきた。
問題は今何も持っていない勤め人ONLYの人たちだ。
逃げ切れるかどうかは全く分からないが、
同じ時代を生きる同志として頑張ろう。
無理に勝負に出なくてもいい企業でしがみついていれば逃げ切れるかもしれない。
をはり