商才もなければ「お勉強」もできない人はどうしたらいいか?

相続・教育・次世代

商売のセンスが資本主義では最強

前提として無資産から出発することを前提とする。
親から財産を承継できる人は別だ。

親から財産を貰って、しかもお勉強ができる人もいるが、
商売のセンスがないとダメです。

大塚久美子の画像

その意味では商売のセンスはこの世界では最強のスキルです。
戦国時代であれば「武力」。
戦場で敵を多く殺戮(さつりく)することが最重要、最強スキルでありましたが、現代の資本主義と法治主義が支配する世界では腕力は最強スキルではありません。
残念ですが。

お勉強ができなくても商売のセンスがあれば起業して、上場して巨万の富を築くことができます。
東大生を相手に、自分が中学校中退であっても
「おれ、カネ持ってっから」
という一言で東大卒の弁護士を使って訴訟をしたり、
慶應卒の公認会計士に財務を任せることも可能です。

つまり「お勉強スキル」<<<<<<<<<<「商売のセンス」
という事です。

私はお勉強スキルが「中」、商売のセンスが「下」

ちなみに私はお勉強スキルはソコソコ。
商売のセンスは「下」
上中下の3段階評価です。

一応、早稲田の法学部を出ているので、
難関大学の難関学部(今もそうなのでしょうか)を出ているので下ではありません。しかし司法試験に落ちているし、大企業にも入っていないので「中」です。
残念ながら商売のセンスは「下」です。
まったくセンスがありません。
飲食店をやったら1年でつぶす自信はありますし、小売店も稼げるイメージが湧きません。(そもそもやりたくもない時点でセンスなし)

このようなタイプの人生設計は
「勤め人」+アルファがよく機能します。
お勉強スキルが「上」の場合には難関資格やエリートサラリーマンコースに乗って出世していくことも可能です。
日産のような半分外資のような会社に入って役員にまで上り詰めると、億単位の給料も狙えます。
そもそも日産のようにビジネスモデル自体が良い会社は小学生が経営してもそれなりに機能しそうではありますが、彼らはさぞかし素晴らしい経営をしているのでしょうね。

と、だんだん卑屈SATが登場してきたのでこの辺にします。
お勉強スキルが中でソコソコな私のようなタイプはプラスアルファ(商売スキルの世界)に進めばいいでしょう。

「下」だから商売は向かないのでは?
という人には「不動産」があります。
この世界は馬鹿でもできる世界です。
下でもOKな物件が必ずありますから、
それを中のお勉強スキルで稼いだお金で
ドンドコ不動産に流していけばいいのです。

お勉強スキル「下」、商売のセンス「下」だったらどうしよう…

私の3人の息子達。
いずれも可愛い我が子たちですが、彼らの能力は未知数です。
親として相談されたらどのような未来を描いてあげるべきなのでしょうか?

お勉強スキル「上」、商売のセンス「上」ならば放っておいても自分が好きなように生きるでしょう。医者になって不動産投資を並走させるもよし。
起業して上場させてウハハってしてもよし。

お勉強スキル「中」であれば私と同じく、ソコソコの大学に入って、ソコソコの大企業に入って勤め人+アルファをするのが一番です。
このルートでOKです。
後は資産形成期に結婚したり、新築マンションを買ったり、新車を買うような愚行をしなければ大丈夫。

問題はお勉強スキルが「下」だったケース。
Fラン大学と言われる学力しかなく、労働力の再生産以上の給料を得られない会社にしか就職できないリスクがあります。
さらに商売センスのスキルが「下」だと、商売もろくにできません。

私の息子がこのタイプだったらどうしたらいいのでしょうか?
親のすねをかじらせるにしても、私の方が先に死ぬ可能性が高いので面倒を見切れません。
兄弟と言えども所詮は他人の始まりですから、そこまで期待できません。

職人プラスアルファ

これしかありません。
笑いのセンスがあれば「お笑い芸人」プラスアルファ(不動産)、
手先が器用で工作が得意であれば「大工」プラスアルファ(不動産投資)

このような勉強系ホワイトカラーが避けるものの、一定の職人芸が必要な業界に活路を見出すしかありません。
料理人+アルファ、ラーメン店プラスアルファ、いずれかの世界で腕を磨いて、不動産に投資できる資金を稼ぐのが一番でしょう。

もしも子供たちに下下がいたらそうしようと思います。
その意味で職人世界でも通用しないヤツだったらもうお手上げです。
親と言うものは子供の心配をしてばかりいる生き物だなあとつくづく思います。

をはり