2025年11月2日(日)

勤め人卒業関連

見える、私にも見えるぞ

©機動戦士ガンダム

脱・税理士スガワラ君(Youtube)をよく見ている。
中小企業から大きな企業まで幅広く財務コンサルティングをしている
菅原先生の話を聞いて、企業経営の何たるかが見えてきた気がする。

読書にしても、音声にしても、映像にしても、
脳は様々な影響を受けているようで、
点が線につながったような気がした。

幸い、副業は法人化しているし、
勤め人の仕事も不振な中小企業の再生である。
その上に勤め人卒業と資本主義の攻略、労働者の限界について語り、
自らビジネスを次々と興す聖丁。
そして税理士スガワラ君のトークと映像。

時間がかかったが、私の中で地層のように積み上がって
いよいよ地盤になってきた気がする。

最大の問題は卒業のビジネスが何もないことだが

勤め人卒業しても、
同水準の収益を上げられるビジネスがないことが問題だった。
しかし、そもそも勤め人に不信感を持ち、
それを補完するシステムを作ろうと始めたのが大家業である。
しかし、思った以上に成長が早くて、
かなり上がった勤め人年収を46歳にして逆転してしまった。

つまり、当初の目的は達成されている。

当初の目的が達成されてしまったのに、
今では大家業+勤め人の水準の収入維持が目的にすり替わっている。

要するにこういうことだ。
① 最初は1,000万を目標にしていた。
② ①が勤め人でも1,000万、大家でも1,000万と、2倍の規模で達成された。
③ 今度は②を維持しようとして、勤め人の1,000万を失わないような事業をしたいと思っている。

100手に入れようとしていたが、
100が手に入って、200になったら、
今度は200を維持したい。
100を失いたくないというアタマになっていたのである。

何かを手にいられる人は何かを捨てている

©進撃の巨人 諌山創先生

ウォールマリア奪還作戦と言いながら、
エルヴィンの狙いは、巨人になれる人のあぶり出しだった。
そのために多くの調査兵団員が死ぬことになった。
が、女形の巨人は捕獲されたのである。

仮にエルヴィン・スミスなかりせば、
壁外巨人のいいようにやられていたことだろう。

私はまさに、年収2,000万を年収1,000万に減らすことを恐れている。
まあ家族もいれば、年収1,000万がゼロになるのも顧みず、
独立起業を目指すのは狂っていると言っていい。
しかし、1,000万がゼロになるわけではない。
2,000万が1,000万になるだけなのだ。
情けないことである。

捨てると言ってもまだ十分にあるのに。

では、勤め人を捨ててでもなすべきことはなにか?

残念ながらそれはまだ、ない。
しかし、それは勤め人を辞めなければ見えてこないというのもまた事実。

今勤め人で消耗しながらでは思いつかない。
せいぜい、今の事業(大家業)を拡大させていくこと程度だろう。
また、勤め人で学んだ企業の再生等、財務コンサルをやっていくことしか思いつかない。

ひょっとしたら、勤め人を辞めてしまっても思いつかないのかもしれない。
でもそれはそれで構わんと思っている。

もはや、勤め人で学ぶことは、ない。
なくなってしまったのである。

しかし、事業家の世界ではおそらく学ぶことがたくさんあるだろう。
そっちに行くだけだ。

勤め人のやり残し

あとは義理を果たすのみ。

義である。

なぜか、私が退職した会社は倒産したり、
株主が変わっている。
なんと100%である。

1社目、同業他社買収され、その後、メガバンクに吸収された。
2社目、創業者が同業に企業を売却、その後、創業者は逮捕
3社目、倒産
4社目、銀行子会社だったが、銀行自体が買収される。
5社目、今ここ

これもかなりの確率だと思うのだが(笑)
私が見放した会社は倒産するかオーナーが変わってしまう。

現在の勤め先には義理がある。

勤め先の社長に不義理だけはできん。
卒業の仕方は大いに気をつけねばならない。

裏切り者の末路は悲しい

裏切りと謀略に生きると、
その末路は悲しいものになる。

斎藤道三の末路もひどい。
実子に裏切られた。
宇喜多直家も奇病で死んだ。
小山田信茂は主君を門前で追い返して信長に降ろうとして死んだ。
酷い裏切りをやらかして、マトモな死に方をしたやつはいないのである。

一方で戦いに負けても筋を通して生き延びた例もある。
上杉景勝、毛利輝元、島津義久、長曾我部元親などは負けはしたが、
生き残った。

寝返ってもなお、生き延びた例もある。
豊臣恩顧でも家康側に寝返って安堵された大名家もある。
黒田、細川、加藤、福島。
ただ、加藤家、福島家は結局つぶれている。
後継者の問題もあるが。

引き際、転身際、というのは実に難しい。

忠義は最後まで尽くす。
原則はこれだ。
そこからのバリエーションはいろいろあるが、
後ろ足で砂をかけるような退職だけはいかん。
その前提であとは機転だ。機転。

をはり