2022年分確定申告終わる。そして私の納税額

税金

15年程所得税ほぼゼロで生きた。

15年近く所得税ゼロで生きた。
おかげで3人のムスコは保育料ほぼゼロだった。
そのツケは、税務調査を2回受けて払わされた。
「次はもうありませんよ」
と、一回り以上違う税務署員に指導されて、
「ハッ、ハッ、申し訳アリマセン」
と、心から謝罪した。

つい2年前の話だが、
それ以降私は税理士に個人も法人も申告をお任せしており、
適正な納税をさせていただいている。

「知らなかったこと」とは言え、
国民の皆さんには申し訳ない。
保育料もさかのぼって納付しようと問い合わせしたら、
「追徴とか、そういう制度はない」
ということだった。
「所得制限のある児童手当も返さなくて良いそうだ」
返したくても返せない。
この御恩はこれからしっかり納税することで許してほしい。

全くもって納税に無知だった私の責任だ。
悪意の脱税ではないので、許してもらえた。

税金だけでひと家族生活できる

所得税の総額は356万円也。
毎月30万円である。
これに住民税が乗ると、税負担は500万円以上である。

ちょっとした家族が1年暮らせるだけ税金を納めている。
法人を含めると、700万円程であろうか。
妻と合わせたら、1,000万円以上だ。

1億人が500万円ずつ納税したら税収は500兆円だ。
財政赤字は2年で解消してしまう。
税金は単なる所得の再分配機能しかないとかそういう話は、
また酒の席で話すので誘ってほしい。
さて

私のスタイルは本にならない。再現性がない。

私の投資スタイルは勤め人+大家であるが、
残念ながら、私ほど勤め人で稼いでいる人は平均から大きく逸脱している。
目指そうとして目指せるものではない。
さらに、私程度の年収があれば、
ふつうは新築でローンを引いてバカスカ買っていく方が良い。
貧乏勤め人からスタートしたので、拡大の仕方が歪んでいる。

あまり多数の人の指針になるようなスタイルではない。
もっと一般化しやすい形で資産を拡大した投資家の方が参考になる。
私も書籍を。という思いもあったが、不要だと判断した。
セミナーの類(たぐい)も原則受けないようにしている。

私の方法で刮目すべき所があるとしたら、
「それなりの大学を出たけど就職に失敗した場合のリカバリーであろう」。
しかし、この分野ではマスターヤコバシがいる。

私も拝読させて頂いたが、
誰にでも活用できる一般性がある。
大卒で勤め人を長くやっていくためにはこの1冊のエッセンスを吸い取って自分に当てはめれば、大過ない勤め人人生を送れるだろうし、
勤め人+〇〇の部分を心を穏やかに取り組むことが可能だろう。

実家の財務がタイトである場合にはふんどし王子が参考になる。

私のような金融系の勤め人はオススメできない。
ストレスフルな職場環境が多いし、
周囲の年収も高いので、消費圧力がキツイ
今だけかもしれないが、ゴルフなどの接待も苦痛だろう。
(私はしないが)

子育てにも情熱をもって取り組めないし、
勤め人としては再現性が薄い。
大家業では効率が悪い投資をしている。

私は社会に対して物申しても聞く価値が低いのである。

だが、それでも良いと思う。
東大に行くほど頭もよくない。
就職もそれほど考えずに金融業界の端っこでスタートして
今も同じことをしている。
投資も人並み。個性が薄い。
ムスコたちも普通だ。
教育にも情熱はない。
「となりの億万長者」「金持ち父さん、貧乏父さん」
といった名著をしっかり読める国語力と、
利回り、金利計算、収益計算ができる算数力はつけさせたいが、
それ以上は好きにすればいいと思う。

なんのとりえもなく、ソコソコ金持ちになった男の一生

このブログが私の死後読まれるときには、
このようなサブタイトルがふさわしいかもしれない。

でも私はそれで良い。
何も成し遂げることはできないと思う。
でも楽しく生きて、他人様に迷惑をかけず、人並み以上に納税したら、
立派な人生だと思う。

そもそも勤め人として誰かを追い越そうとはしていない。
投資家として誰かの規模を上回ろうともしない。
誰とも勝負をしない。
ライバルは昨日の自分である。

飲み会で次の日に持ち越さない立ち振る舞いができたらそれが成長。
その程度のことで日々成長したと自分を褒めたいと思ふ。

をはり