結婚不要論

落とし穴

不景気になると結婚しようとする女が増える。

特に金持ちと結婚して保身を図る女が増えると思う。
これまで女性活躍とか、
働き方改革とか、
「ぬるい話」ができたのはモチロン、景気が良かったから。
これに尽きる。

外人が日本に来てカネを落とすし、
株価も右肩上がりだったので、
誰もが余裕だった。
余裕だからこそ、採用も積極的にやってきたし、
女性の社会進出。
働きながら子育てという問題も発生した。

でもゲームのルールは変わった。
これまでは労働者優位のゲームルールだったが、
今後は採用する側である企業が優位のゲームとなる。

「9時5時でしか働けませーん」というナメた働き方を希望する人は
遠慮なく切られる。
キツイ労働しか選択肢がなくなるので、
女は「結婚」に逃げる可能性がある。

男には逃げ場がない

女には結婚という逃げ道があるかもしれないが、
男にはない。

女に「戦う」「逃げる」という選択肢があるのに、
男には「戦う」しかコマンドがないのだ。
あるとしたら「死ぬ」
くらいであろう。
(実際には生活保護ということになろうが)

特にこれから社会人になる若き皆さんには同情を禁じ得ない。
私が社会に出た2002年頃もまさにそんな状況だったので、
まあ、大丈夫。
私も生きている。
戦うのだ。

私の誤った戦略

私は28で結婚した。
年収300万円だった。
年収300万円だったから、共働きで同じ年収の相手と結婚すれば世帯年収600万円で、
生活コストも下がるし、いいだろうと思った。
どうせいずれは結婚するわけだし。

そんな誤った戦略だった。
妻と結婚したことに後悔はないが、
この戦略は大いに間違いだったと思う。

単純に世帯年収を上げて生活コストを下げたいならば、
友人3人で部屋をシェアすればいいだけの話だ。
生活コストは1/3だ。
それで浮いたカネを種銭にして商売をするのが一番良い。

結局子供が産まれて、
妻の年収は400万円から1年間の育児休暇中は年収180万円程度。
復帰しても年収250万円。
さらに保育園代が毎月7万円という訳の分からない状況になった。
私が必至でダブルワークして、なんとか世帯年収は600万円以上を維持したが、
28歳から31歳まではまさに極貧生活をしてしまった。

残念だが、子供はコストであり、贅沢品なのだ。
今3人の子供がいることは大いに喜ばしいし、それは感謝するが、
私の資産形成が大いに遅れたことは否定できない。

結婚してもいい場合

① 結婚式は地味に。もしくはしない。
② 子供を作るのは資産形成が終わってからと相手と合意できること。

この2点は重要だ。
ただ、自分も相手も気が変わることは十分にあり得る。
後から子供が欲しいとなって、作ってしまったらもうオシマイだ。

短距離走のようなもので、
スタートでつまづくと先にトップスピードに乗った相手には追いつけない。
まあ資産形成は競争ではないから、争うこともないが。
それでも大きく後れを取ることになる。

年収400万円以下で子供をつくってしまうと、種銭が溜まらない。
年収1,000万円をこえてからであれば、種銭を貯めながらでも子育てできる。

焦ることはない。
優先順位を間違えないことだ。

こう書くと各所から批判が殺到するが、
独身男性諸君。
間違えてはいけない。

まぁ、不景気にしっかり稼ぎがあれば、
景気が良い時には相手にしてもらえない美人もゲットできる可能性もある。

いずれにしても今貧乏で若さしか武器がない男は、
筋トレしてオナ禁してタネゼニ貯めて次の不景気まで一人で頑張れってことだ。

つづく